[fpr 1439] 分散分析における要因数の問題

中山実

 中山@東工大と申します。

In message <3727CB94.28A40ABA (at) mbox.kudpc.kyoto-u.ac.jp>: 
	Yasuharu Okamoto <y-okamoto (at) mbox.kudpc.kyoto-u.ac.jp> wrote
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|   岡本@金沢大学です。
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|   前から気になっていたことをちょっと調べてみました。
| 
|   学生の卒論などを見ていると、分散分析もパソコンを使って
| 簡単にできるためか、随分複雑なデザインを用いるものが
| 少なからず見られます。

 分散分析について教えていただきたいことがあります。

 この例が、岡本先生のご指摘になられる複雑なデザインに該当す
るかはわかりませんが、私にとっては少し考えたい分析です。

 それは、分割計画による分散分析と、通常の分散分析などの結果
が異なる場合の解釈や、適用の基準はどのように考えるべきかです。

 これは微妙なことかも知れませんが、2要因の実験データであれば、
通常の2元配置分散分析を行った上で、実験の要因に応じて分割計
画による分散分析に進むのではないかと思います。しかし、2つの
結果が相違する場合、どのような判断をするのが適切でしょうか?

 一般的には、分析者が分析目標を示すことによって、分析法の選
択根拠が明確になると思います。ただ、分散分析表の数値結果だけ
を見ると、どうも恣意的な印象もあります。

 固体間差と固体内差の扱いなども含めて、ご意見をお聞かせ頂け
ればと思います。

 よろしくお願い申し上げます。

 中山 実

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