繁桝@東大駒場です。 以下の質問ですが、現在、QアンドAでわかる統計的方法という本を編集していて、 多重比較のところを書くために参考になった本は以下のものです。 永田靖、吉田道弘著 統計的多重比較の基礎 サイエンティスト社 お尋ねのボンフェローニの方法は、基本的、単純、かつ、一般的ですが、保守的 な方法です。検定すべき帰無仮説の数を同定すれば、ボンフェローニの不等式に 基づき、この個数で目的の有意水準を割れば良いというものです。 (もっとも、保守的な性質を改良する方法も開発されているようですが。) 多重比較は、分散分析の後でやる方法というよりも、複数の(多重)検定の際に常 に心がけるべき問題だと思われますが、通常の方法では、個々の検定の結果を統 合するということはできないように思います。これに関して少し考えることがあ るのですが、それはまた別の機会に。 On Thu, 13 May 1999 10:23:08 +0900 "麓 信義" <fumoto (at) cc.hirosaki-u.ac.jp> wrote: > 今、論文の審査を担当していて、統計について、わからないことができました > ので、お尋ねします。 > > 第1種の誤りの可能性を5%水準に維持するためにBonferroniの調整に従っ > て、p<0.0065(0.05/8)とした、という記述があります。イメージはわかるので > すが、確認しようとしていくつかの統計書の索引を見ましたが、載っていませ > ん。 > おわかりの方、あるいは、記述してある本を知っておられる方がいらっしゃい > ましたら、ご一報ください。 > -- > +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ > English > Nobuyoshi Fumoto Professor (Psychology of Sport and Physical > Activity) > Department of Health and Physical Education, Faculty of Education, > Hirosaki University > Bunkyocho 1, Hirosaki, Aomori, Japan 036-8560 > > Japanese > 麓 信義 (弘前大学教育学部教授:運動・スポーツ心理学研究室) > 住所 〒036-8560 弘前市文京町1 弘前大学教育学部保健体育科教室 > > Tel 0172-33-8295 Fax 0172-32-1478 E-mail > fumoto (at) cc.hirosaki-u.ac.jp > ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ > > >
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