信州大学の高橋です。 > >また、主成分分析の説明では、「主成分分析では、5段階評価、7段階評価に主成 分分析を行 >、のが望ま >しい。段階数が少ないと、分散・共分散行列あるいは相関行列の信憑性がなくなり 、まちがっ >ス主成分を >発見することがある」(p147)と書かれています。 > >4件法、6件法を用いたデータは、主成分分析、因子分析、重回帰分析など、多変 量解析には、>> 使ヲないでしょうか? 私はこの熊野さんの質問をなぜ奇数ェよくて偶数がだめなのかという質問ととらえま した。 アれまでのお答えが「評定尺度」はカテゴリカルデータではネいか、 という観点で述べられていたようなので、「偶数-奇数」問題について 私の考えを書きます。 まず、5段階評定なら分析できるが、6段階ならできないというのは必ずしも正しく ないと思います。たとえば、双方向的な項目(やさしい---きびしい)ではなく、「 きびしさを5段階で評価する」というような一方向の項目であれば真ん中は「どちら でもない」ではなくなるので(中程度にきびしい)、5段階よりは6段階の方が段階 の数が多く望ましいということになると思います。 問題は双方向的な項目で、「どちらでもない」という選択肢がないと多変量解析がで きないのかという点です。この点について、菅 民郎先生の「1.カテゴリー数が奇 数で、真中(ふつう、どちらともいえない)の語句がある。」というのは何か数理的 な根拠があってのことなのでしょうか。どなたかご存じの方がいたら教えてください 。 高橋知音 信州大学教育学部 Tomone Takahashi Shinshu University
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