豊田@早大です ishihara (at) onomichi-jc.ac.jp (Shigekazu Ishihara) さんは書きました: >At 10:15 AM 99.12.9 +0900, Toyoda Hideki wrote: >豊田先生こんにちは. >ひさしぶりですね. こんにちは,お元気ですか. >>1.うちはベテランのマーケッターが,データなしで「エイヤッ」と >> 製品マップを描いて次期にの商品コンセプトを決めるけど,数人の >> マーケッター がぜんぜん違ったマップを書いたとき,どっちのマ >> ップを信用するか,データを使って決める基準が欲しい. >このへんは,われわれは >“だからマーケティングの人が思い込みで描いたマップはだめだ”と >日ごろ非難している部分なのでどんなもんでしょうか. >fprのメンバーはまじめなかたが多いので不まじめな?(失礼) >マーケティングの人に尋ねてみないといけないのでは. 旅行のバスで隣り合わせに成った方が,食品会社のマーケッターの方で 自分の職業を「あなたが考える新商品のマッピングの理論なんかを研究 してます」と紹介したら「ああ因子分析ですか.でもうちはフリーハン ドで書いて次期商品のコンセプト決めます」といわれショックをうけま した.いろいろ話しをしていて「少なくともわたしがsd分析するより, この人が直感でマップ書いたほうがいい商品(カレー)ができるだろう な」と思いました.そこでそういう優秀なマーケッターの直感を採り込 むモデルに興味がでてきたわけです.またその方から方法論に関する苦 情を聞いているうちに,もっといろいろな要望・苦情を聞いてみたくな りました. >豊田先生がなにがやりたいのかはなんとなくわかりますが, >マップという形で主観的に配置したものを根拠ある数字にできるでしょうか. >(あったら私も知りたいのです) >たとえば,心理計測として, >なにかを1次元に配列させる課題では,主観的類似度をものさしではかれますが, >2次元にならべたものをはかって,それが主観的類似度の計量だと >いっちゃってもいいのでしょうか.(逆MDSを計算する?) 私はあまり詳しくありませんが MDS方面のマッピングでは同様の計算をして,シェア予測するようです. >>2.出力のマップのどこに,新商品を位置づけたら売れる商品になる >> か知りたいけど.製品ポジショニングを眺めていても見えてこない. > >主成分or因子スコアじゃだめですか? >我々(感性工学)の評価実験では,80〜100個の形容詞のペアでSD法ですが, >これだけつかうと,因子空間はきれいに見えます. >評価対象の個数がある程度あれば, >うまく“こんな感性に対応するけど,いまはないもの”/“ありふれているもの” >がわかりますが. どうもありがとうございます. でも...解決策ではなくて..「不自由に感じたこと」「こういうことが できたらいいなあ」「こんなことできないかなあ」という意見が聞きたいのです. 皆様も,なにかありましたら宜しくお願いします. -- -------------------------------------------------------------------------- TOYODA Hideki Ph.D., Associate Professor, Department of Psychology TEL +81-3-5286-3567 School of Lieterature, Waseda University toyoda (at) mn.waseda.ac.jp 1-24-1 Toyama Shinjyuku-ku, Tokyo 162-8644 Japan -----------------------------------------------------------------------
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