さっき私が書いたものが,豊田先生のねらいを見事にはずした?のは了解しました. (笑) At 3:16 PM +0900 99.12.9, Toyoda Hideki wrote: > 旅行のバスで隣り合わせに成った方が,食品会社のマーケッターの方で > 自分の職業を「あなたが考える新商品のマッピングの理論なんかを研究 > してます」と紹介したら「ああ因子分析ですか.でもうちはフリーハン > ドで書いて次期商品のコンセプト決めます」といわれショックをうけま > した.いろいろ話しをしていて「少なくともわたしがsd分析するより, > この人が直感でマップ書いたほうがいい商品(カレー)ができるだろう > な」と思いました.そこでそういう優秀なマーケッターの直感を採り込 > むモデルに興味がでてきたわけです.またその方から方法論に関する苦 > 情を聞いているうちに,もっといろいろな要望・苦情を聞いてみたくな > りました. 要望苦情の件了解です. 豊田先生のねらいとはまたまたはずれますが, マーケティングの人の話を聞く機会がときどきあります. 多変量解析までいかなくても,数字を出していかないと もはや消費者は作り手よりも知識が豊富で, また会社の上層部も納得してもらえないといった話は 共通しています.景気もわるいし,売れるかどうかわからない ものは作らないといった方向はどこでもいっしょですね. だから,あまり思いつきのマップは使えない使わないようです. 多変量解析でないマップといえば,先週ワコールのマーケティング部長の 話で聞きました.そういう手作りマップの作成に1年かけたといっていました. 直感と言っても,そのぐらい慎重かつ綿密な調査と考察が必要なようです. なお,デザイン関係での非・多変量解析的 マップは日経デザインにときどき出ています. 日経デザイン編集部が作るんではなくて, 記事を書いた筆者がつくっています.つくってくれるように編集部が要請しているの かも. > 私はあまり詳しくありませんが > MDS方面のマッピングでは同様の計算をして,シェア予測するようです. シェア予測というのがなかなか謎ですね.なんなんでしょうか. > でも...解決策ではなくて..「不自由に感じたこと」「こういうことが > できたらいいなあ」「こんなことできないかなあ」という意見が聞きたいのです. > 皆様も,なにかありましたら宜しくお願いします. 色や機能のデザイン要素と感性との関係を調べる場面では,(重回帰モデルで) メーカーの人は評価と分析をまじめにやろうにも, 世の中にあるものはサンプルが少なくてうまく分析ができないということで みなさん困ってますね. でも,一番困っているのは評価のための被験者を動員できない ということかも.(謝礼等,コストの問題) 無論,これは豊田先生のねらいとはまたまた関係ないんですが. 石原茂和 Shigekazu Ishihara Assistant Prof. Onomichi Junior College 1600, Hisayamada, Onomichi, 722-8506, JAPAN tel:+81-848-22-8311 fax:+81-848-22-5460 E-mail: ishihara (at) onomichi-jc.ac.jp
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