[fpr 1727] t検定の使い方について

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。

本人にしか送ってなかったようなのでちょっと変更して再送します。

>鎌田@フロリダ州立大学です。
>
>> また、研究室にはSPSSしかありませんが検定力を出すことはできないのでしょう
>か。
>
>手っ取り早いところでは、SPSSでGLM のコマンドを使えば検定力をプリントアウトさ
>せるオプションがあります。(t−検定の場合は、両側 t−検定に相当するF−検
>定をさせるということです。) ただし、私の理解するところによると、GLMが出す
>検定力は、グループ効果の平方和が観測値のみに基づいている(つまり不偏推定値で
>ない)ので、少々注意が必要かと思われます。プラクティカルには問題ないとは思い
>ますが...

すでにこの件については,このメーリングリストで議論したところです。

分散分析 観測検定力
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki2.html#21

にも引用しています。重ねて言いますが,私のところのシンタックスを利用してください。t検定
の効果量はだしていませんが,両側検定はF検定で出すことができます。

なお,SPSSのGLM の出力する効果量については,
分散分析 効果量 η2
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki2.html#22
でコメントしています。

excel の vba で 非心分布累積確率を求めるサブルーチンを作っていますので,
vba で組む気力があるなら,比較的簡単に組めます。
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/delphistat/index.html#hisin

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