堀@香川大学経済学部です。 教育心理学会大会のシンポ(9/16 土 13:00〜 東大駒場 11号館 1106教室) 「教育心理学における新しい統計方法の役割-DOs and DON'T を越えて」 のなかの 「教育心理学に対するWeb統計の可能性−その光と影」 を担当します。まだ,最終原稿は作っていないのですが,話しをするためにどの程度www で可能なのかをチェックするため,探索的因子分析のリンク集を作ってみました。 探索的因子分析リンク集(日本語中心) http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/factorlink.html やっぱり本が必要のようですが,wwwだからわかることもたくさんあります。探索的因子 分析に興味のある方は一度クリックしてください。もちろん,今年の日心大会ワーク ショップの準備でもあります。 なお,これに独断で >因子分析を理解するためには,いくつかの方法がある。 >(1)数学的説明(代数的または幾何的)をじっくり。 >(2)手順による理解を重視する。 >(3)同じ様な説明を何度も読んだり,聞いたり,話したりして慣れる。 >(4)代数の説明から計算に移り,計算を何度かして分かった感じになる。 >(5)統計パッケージなどでいくつものデータを処理し,慣れる。 >(6)とりあえず結果を見ることができるようにする。最低,因子負荷量のプロットがわ かる。 >(7)自分で理解するのはあきらめ人にやらせて,結果をわかるように説明させる。 この件に何かご意見があればお寄せください。 なお, スタンバーグ(松村・比留間訳)『思考のスタイル−能力を生かすもの』新曜社 2000 p22-23 では,スタンバーグは多変量解析を代数的に理解をしていて,講義でも代数的にしてい た。しかし,同じクラスを幾何的に教えたらのそれで落ちこぼれた学生がちゃんと理解 し,いい成績をとったというような内容の話を書いています。 思考のスタイルにあった学習をしたらいいということですが,どっちもダメということ はないのでしょうか?ということで,(2)から(6)を考えてみました。 今年は今までにまったくなかったのにシンポに2つも呼ばれてしまいました。 行動計量学会(10月7〜9日)ではSPSSについて話します。心理学との関係についてはほ とんど話しません。 SPSSと心理学の統計処理 http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/yomimono/spss2000.html にとりあえず考えていることを載せておきました。 いろいろ改めて考えると,SPSSも難しいところにいますね。私はSASは残っているでしょ うが,SPSSの10年後は微妙だと思います。s-plus の位置取りに対し,stata が面白い ところにいるようですね。SPSS本体は大衆を相手にしてます。大衆は気分屋で簡単なと ころにすぐに流れる,だから難しい。でもって,excel のような万能表計算ソフトに負 ける可能性があるのではと思っています。 以前にグールド『人間の測り間違い』について書きましたが,Carroll が反論してま す。リンク集というわけでもないのですが, 心理学および大学教育考える高校生に求める知性 http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/yomimono/tisei.html の最後に グールドおよびベルカーブに関して,リンクを作っておきました。 ところで, fpr の検索おかしくなっているようです。 「因子分析」など実行しても一件もひっかからない。 ---- 堀 啓造(香川大学経済学部)e-mail: hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/ 電話番号 087-832-1894(直通) fax 087-832-1820(事務室) 〒760-8523(これで香川大学経済学部) 香川県高松市幸町2−1 香川大学経済学部
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