標準誤差についての質問をいたしました立命館大学の小森です. 私の拙い疑問に暖かく答えて頂きましてありがとうございます. 南風原先生のコメントで, >ここまで書いてきて,前にも同じようなことをfprで書いたような気がして調べ >てみたら とありますが,今回の質問の前に,私はこの97年のコメントを読んで いました.しかし,私は「標本統計量の標準偏差」=「標準誤差」と信じていま した. ですから,南風原先生の97年のコメントに書かれていた >標本誤差が確率的にどう変動するかについては,モデルを仮定した上で理論 >的に導くことができます。そして,その変動をあらわす確率分布の標準偏差を 標準 >誤差 (standard error)と呼んでいるわけです。 を読んで,「標本統計量の分布と標本誤差の変動の分布は同じもの?」と考え 混乱してしまいました.どうにも解決できず質問をした次第です. さらに,私は,標準偏差は固定した値であるから,それを導き出す標本 統計量というのも,決まった形の分布がひとつしかないと考えていました. これが,理解をさらに難しくしていたようです. 今回のお返事で,標本統計量とは,母集団(母数)から取られたサンプル の分布であり,それは固定したものではないということがよく分かりました. 標本統計量と母数の差の分布「標本誤差の分布」が,一定の分布をとり, その標準偏差が標準誤差なのですね.ありがとうございました.97年の南風原 先生のコメントも今ならよく理解できます. また,岡本先生のお話も,ちょうど勉強会では「母集団推定」をやって おりましたので参考になりました.ありがとうございます. それでは,また,勉強会で困ったことがあった時など,ご質問させて いただくことがあるかもしれません.宜しくお願いします. ******** 小森 伸子 lp096930 (at) lt.ritsumei.ac.jp
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。