[fpr 1842] ランダム割付の結果を実際の場面でコホート研究

湯浅秀道

湯浅@名古屋市立城北病院歯科口腔外科です。

クロスポストです。

心理学とは全く異なる内容の話題ですが、先程来の追試の話題に関する内容なので。

JAMA日本語版より、以下の記事を見つけました。

BMJ 2000 May 6;320(7244):1236-9
Prospective cohort study to determine if trial efficacy of anticoagulation
for stroke prevention in atrial fibrillation translates into clinical
effectiveness.
Kalra L, Yu G, Perez I, Lakhani A, Donaldson N
http://www.bmj.com/cgi/content/full/320/7244/1236?view=full&pmid=10797031

題:臨床試験で有効性が示された心房細動患者での抗凝固療法の脳卒中予防は、臨床
現場においても有効がどうかを検討する前向きコホート研究
目的:脳卒中のリスクが高い心房細動患者において、ワーファリンが脳卒中の予防に
有効であるという臨床試験の効果は、診療現場での効果に当てはめられるかどうかを
明らかにする。

なんとBMJ!結果は、RCTど同用の結果だそうです。

このBMJは、医学では一流雑誌とされています。

すなわち、RCT(ランダム化比較試験)は、一般化が困難であるとの認識で、このよ
うな追試が行なわれる時代へ医学分野はシフトしているようです。



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