正月休みでアクセスできない状態でしたので,遅くなりました。 堀さん,ありがとうございました。 データの誤り箇所は分かりました。 たしかに,データを直した上でSPSSで実行した場合 堀さんの出されたAlscalによる結果とは ほぼ一致しますね。 また,それでも山際・田中に出てくるSASのproc mdsによる結果とは全く違うままですね。 >さらに言っておくと, >本の中で指摘しているのは,proc alscal であります。後のほうでproc mds につい >ても言っていたようですが,違うとは書いていなかったはずです。 変ですね,私が見た山際・田中両氏の本では,proc alscalについてはほとんど言及されていません。 (p104で わずかに「MDSプロシジャー以前のALSCALプロシジャー(MDSの一技法)..」 という言い方で過去の物として登場するだけで) 第5章「多次元尺度構成法」を見る限りでは,基本的にPROC MDSを使う話が一貫して紹介されて いますし,プログラム例にも多次元尺度法そのものの解析にはproc MDSの例しか出ていませんが。 >proc alscal は >すでになくなったのでしょうか。 fpr699(鈴木@日経さん)によると,すでにサポート中止になっているそうです。 >また,このように結果が異なるなら,田中さんの本ではSASで処理したことを明示す >る報告例のほうがいいでしょう。再現できないですからね。 この本(山際・田中1997)では「はじめに」Piiiで「本書ではSASといわれる統計解析 システムを用いる...」と明示されており,個々の数値例にもSASのプログラム例が掲載されていますので 同書の内容はすべてSASで処理したものだと考えることが出来ますが。 もしかして見ている本が食い違っているのかもしれません。 山際勇一郎・田中敏1997 ユーザーのための心理データの多変量解析法 :方法の理解から論文の書き方まで 教育出版 ISBN4-316-32790-9です。
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