[fpr 1889] INDSCAL(SASとSPSS)

岡田努

正月休みでアクセスできない状態でしたので,遅くなりました。

堀さん,ありがとうございました。
データの誤り箇所は分かりました。
たしかに,データを直した上でSPSSで実行した場合
堀さんの出されたAlscalによる結果とは
ほぼ一致しますね。

また,それでも山際・田中に出てくるSASのproc mdsによる結果とは全く違うままですね。

>さらに言っておくと,
>本の中で指摘しているのは,proc alscal であります。後のほうでproc mds につい
>ても言っていたようですが,違うとは書いていなかったはずです。 

変ですね,私が見た山際・田中両氏の本では,proc alscalについてはほとんど言及されていません。
(p104で わずかに「MDSプロシジャー以前のALSCALプロシジャー(MDSの一技法)..」
 という言い方で過去の物として登場するだけで)
第5章「多次元尺度構成法」を見る限りでは,基本的にPROC MDSを使う話が一貫して紹介されて
いますし,プログラム例にも多次元尺度法そのものの解析にはproc MDSの例しか出ていませんが。

>proc alscal は
>すでになくなったのでしょうか。
fpr699(鈴木@日経さん)によると,すでにサポート中止になっているそうです。

>また,このように結果が異なるなら,田中さんの本ではSASで処理したことを明示す
>る報告例のほうがいいでしょう。再現できないですからね。
この本(山際・田中1997)では「はじめに」Piiiで「本書ではSASといわれる統計解析
システムを用いる...」と明示されており,個々の数値例にもSASのプログラム例が掲載されていますので
同書の内容はすべてSASで処理したものだと考えることが出来ますが。
もしかして見ている本が食い違っているのかもしれません。

山際勇一郎・田中敏1997 ユーザーのための心理データの多変量解析法
:方法の理解から論文の書き方まで 教育出版 ISBN4-316-32790-9です。

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