堀@香川大学経済学部です。
Tataryn, Wood and Gorsuch(1999)によると,SASのproc factor の promax回転
は普通のpromax ではないそうです。通常のpromax 回転をSAS IML で組み(これ
は正規化したのとそうでないのの2タイプ)とSASのproc factor の promax の
3タイプの結果をだしてます。
一体SASはどのようにpromax 回転しているのでしょうか?
SAS社がアルゴリズムを明かさないといってますが,何か秘密があるのでしょう
か?
そうすると,これまたSASのProc Factor のpromax と言わないといけません。
結果は単純なpromax の場合 k=2 がいい。正規化している場合はk=3 がいい。
SASの場合はk=2 のとき誤差を最小化し,k=4 のとき.bias を最小化する。
なお,Educational & Psychological Measurement は 香川大学においては
EBSCOhost でアクセスできるようになっていました。 便利になってますね。
ps.心理学会のワークショップのときには見逃していた論文です。
Tataryn, Douglas J.; Wood, James M.; Gorsuch, Richard L.(1999).
Setting the Value of k in Promax: A Monte Carlo Study.
Educational & Psychological Measurement, Vol. 59 Issue 3, p384, 8p
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