すみませんが、ちょっと教えてください。 tー検定が行える前提として、「母集団が正規分布すること」 というのがあります。 私の質問は、 「標本の数が充分に大きいときには、母集団は 平均と分散さえ決まれば、どんな形でもよいのではないか」 と言えないのかということです。 こう考えた理由は以下の通りです。 平均がμ、標準偏差がσの母集団があったとします。 さて、いま、「この母集団の平均がμ0ではないか」という仮説を テストしたいとします。そこで、 この母集団から標本を現実的に充分に大きな数たとえば30から 50こくらい独立に無作為抽出したとします。ここでは、30個にします。 得られた標本の平均をx、不偏分散をsとします。 さて、このくらいの数の標本があれば、標本平均の分布は (中心極限定理により)正規分布で近似できるでしょう?そして、 その分布の平均はμ、標準偏差はσ/sqrt(30)のはずです。 母集団の平均がμ0だとしたら、そこから得られた30個の標本の 平均値の分布は、平均μ0,標準偏差σ/sqrt(30)になるはず。 したがって、その分布でx以上の(または以下の)値が観察される 確率はt=(μ0ーx)/(s/sqrt(30))で求まるはず。 したがって、このt値を用いて「母集団の平均はμ0か」のテストが 行われるわけです。しごく普通のtー検定ではないかと思います。 しかし、このプロセスでは、母集団が正規分布であるという情報は 使っていません。 したがって、 「標本の数が充分に大きいときには、母集団は 平均と分散さえ決まれば、どんな形でもよいのではないか」 と言えないかというわけです。 ずいぶん初歩的なことだと思いますが教えていただけると 幸いです。よろしくお願いします。 --------------------------- Hiroto Miyoshi (三好弘人) h_m_ (at) po.harenet.ne.jp
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