真柳@女子栄養大学、です。 狩野さんWrote: >近い将来,グラフィカルモデリングは心理統計でもよく使われるように >なると思います.パス解析が仮説検証的の因果モデルであるの対して, >グラフィカルモデリングは仮説探索型の因果分析手法を提供しています. 調査データの探索的因果分析として用いた事例は、そこそこあるのですが、 心理と言う分野に限っては、あまり発表されていないように思います。 やはり、品質管理学会が主体となって普及活動をしていた影響で、 工程データの要因解析などの事例が相対的に多いこともあって、 今ひとつ、調査データへの適用事例は目立ちませんね。 ちなみに廣野さん製作のWindows版のフリーソフトG-GMとL-GMは、 主成分分析、主変数選択、グラフィカルモデリング、単回帰、重回帰、多重対応分析 と、 かなり広範な手法が抑えられています。 廣野さん自身が、ユーザーとして自分が使いやすいように設計されている点がよく、 データモニタリング機能もかなりのものです。 難点を言えば、常に改良されつづけているので最新版を手元に置いておくのが 難しいといったところでしょうか。笑。 なお、またまた余談ですが、 9月の行動計量学会大会の「好みの計量」という企画特別セッションに参加し、 終了後に、 「廣野さあああん、ソフトくださあああい」と擦り寄りながら言うと、 マニュアルとソフトを譲ってもらえるのではないかと思われます。 何らかの使用感想のフィードバックというおまけつきかもしれませんが。 真柳
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