堀@香川大学経済学部です。 残暑お見舞い申し上げます。 尺度化するときに項目間相関はどの程度が望ましいのか? ということを、2000年の教育心理学会総会のシンポで聞いたのですが、 明確な答えはなかった。 Briggs, S. R. & Cheek, J. M. (1986). The role of factor analysis in the development and evaluation of personality scales. Journal of Personality, 54, 106-148. を読んでいたら、これに対する答えがあった(p.115)。 項目間相関の平均が 0.2〜0.4 の範囲にあるとき最適の同質水準が生じ ると信じているとのこと。0.1以下なら総和が諸項目の複雑さを適切に 代表できない。0.5以上ならば、明らかに冗長であり、その構成体はあ まりにも特定のことを測定してしまっている。0.2〜0.4の範囲が広さと 厳密さの両方のバランスのとれたいいところということらしい。 このような基準、他でありましたら教えてください。 [fpr 2032] Re: PMA > 芝祐順 1979『因子分析法第2版』東京大学出版会 > のプログラムのほうが良好なようです。 このプログラムで芝(1979)の結果と一致しました。データのほうに一つ ミスがありました。ということで statistica はおかしい。もっとも、 セントロイド法にはいろんなのがあるらしいのできつく責めることはで きませんが。あ、すでにきつかったかな。 PMAは本がきたのでチェックしました。本をよく読むとというか、ざー と眺めても、12因子を回転してますね。なんで13因子ということに なったのかな(Kaiser ほかあちこちに見ます)。ま、本文を読まない人 がたくさんいることはたしか。 もう一つのPMAの本がくれば鈴木さんの課題を解決できるかもしれませ ん。 ---- 堀 啓造(香川大学経済学部)e-mail: hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/ 電話番号 087-832-1894(直通) fax 087-832-1820(事務室) 〒760-8523(これで香川大学経済学部) 香川県高松市幸町2−1 香川大学経済学部
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