堀@香川大学経済学部です。
昨年のワークショップにおいて、強く薦めた因子分析の因子数決定法のMAPとparallel
analysis をSPSS、SAS、MATLABのマクロというか各行列言語を使って求めるプログ
ラムがインターネットにおいて公開されてました。去年すでにでていたようですね。
Brian P. O'Connor
SPSS, SAS, and MATLAB Programs for Determining the Number of Components Using
Parallel Analysis and Velicer's MAP Test
http://flash.lakeheadu.ca/~boconno2/nfactors.html
です。parallel analysis については、excel(2000) vba で組んだのでもっと早く発見し
ていれば手間がかからなかったのに。
parallel analysis については文献の展望とちょっと実験をしてみました。
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/yomimono/pa.html
(このページでは新しく html の技をおぼえたのを利用している。いままでどうしてでき
なかったのという。文献の頭出し。行間を広げたとき、図と字が重なってしまう。なんて
いうことはないのだが、人に聞くことがないからなかなかわからなかった)
この中にThurstone and Thurstone(1941)の21変数の相関行列データもあります。これは
きれいに7因子になります。
excel のparallel analysis は
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/delphistat/index.html#pa
にあります。parallel analysis の仕方はこのexcel file に書いてある図を見るとわかり
やすいかもしれません。
O'Connore 氏のプログラムにはマイナーな傷がある。その修正についてはSPSSの例です
が、
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki10.html#106
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki10.html#105
にある。
スクリーテストの計算版の試みStandard error Scree をO'Connore 氏が行列言語にしてい
たので、上の方式と同じく単独で処理するようにしたのが spss 用の
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki10.html#107
猪原・狩野の非反復因子分析も因子数決定法の一つに使うことができます(Kano, 1990)。
プログラムは狩野さんからもらったので、すでにexcel を使って処理できるようになって
ます。もう少しインターフェイスを変更してexcel で公開するように準備してます。非反
復因子分析も去年のワークショップで薦めたものです。いつになるかわかりませんが公開
したらお知らせします。
O'Connore氏はGorsuch(1997a,b)のextension の因子分析推薦の方法をすべて行列言語で書
いていて、SPSS、SAS、MATLABにおいて使うことができるようにしています。相当ハード。
SPSSなんかサブルーティンをもてないから、何度も同じルーティンを書いたりしている。
EXTENSION:SAS, SPSS, and MATLAB Programs for Extension Analysis
http://flash.lakeheadu.ca/~boconno2/extension.html
MAPやparallel analysis を使って、探索的因子分析を楽しんでください。
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