[fpr 2054] 多母集団同時分析過程で生じる不適解の解釈

岡本安晴


 岡本@日本女子大学です。

 [fpr 2053]の
>原田さん自身が実質的に同様と思える解であるか否かの確認が第1です.

という立場、何をもって実質的と判断するか、補足が必要と思いました。
豊田さん御自身は当該分野での実質科学としての蓄積に基づいてという
意味で上の文章を書かれたと思います。同様であるかどうかの判断の
ための統計学的情報の利用も明記された方が良かったと思います。
パラメタの推定値の標準偏差のチェックがあると、同様かどうかの判断の
内容がより豊かになると思います。
 実質科学的には無意味な小さな差も、パラメタ推定値の標準偏差が
小さいと統計学的には有意な差になる可能性が高くなります。実質科学的には
意味のある程度の差であってもパラメタの推定値の標準偏差が大きい
(推定値が何らかの原因で不安定である)ときは統計学的には差が有意に
なる可能性は低くなります。

 豊田さんには蛇足と思いましたが、一応レスを付けました。

日本女子大学心理学科
岡本 安晴



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