[fpr 2072] %'%X%J%UInteraction

Koki Sato

後藤豊実さん

防衛大学の佐藤と申します(初めて投稿させていただきます)。

この手法についてはたくさん文献があると思いますが、たとえば下記のようなも
のをご覧になってはいかがでしょうか。

Allison, Paul D. (1977). ‘Testing for Interaction in Multiple
Regression’, American Journal of Sociology, 83-1, pp.144-153.

Stone, Eugene F. and John R. Hollenbeck (1984). ‘Some Issues Associated
with the Use of Moderated Regression’, Organizational Behavior and
Human Performance, 34, pp.195-213.

Arnold, Hugh J. (1984). ‘Testing Moderator Variable Hypotheses: A Reply
to Stone and Hollenbeck’, Organizational Behavior and Human
Performance, 34, pp.214-224.

「質問1」については、Allisonの文献に明確に答えが書いてあります(記憶が正
しければ)。
2番目と3番目の質問ですが(私が趣旨を理解できているか自信がありません
が)、積の形の交互作用項を使うというのは、交互作用を関数で表す多くの方法
のうちの一つでしかありません。交互作用の定義の問題もあると思います。
また、この手法にはいろいろと問題点も指摘されており、それについては
Stone&Hollenbeckをご覧になるといいのではないでしょうか。

簡単で恐縮ですが、取り急ぎ失礼いたします。

> Interaction 効果を回帰分析によって確かめる方法についての質問です。
> 現在、修士論文で、心理的症状、援助要請行動、ソーシャルサポートの関係に
> ついて研究しているのですが、回帰分析を使うのが初めてで、意味の分からな
> いことがあります。
>
> SPSS(v.10)のプログラムを使い、回帰分析で変数AとBのInteraction効果を見
> る際、Predictorsとして、独立変数をA,
> B, A X Bと入力し、(AとB のCoefficientsは関係なく)その  AXB の
>  Coefficient
> だけを見て、それが
> 統計学的に有為差があったらInteractionの効果があるといえるという風に書
い
> てある教科書があったのですが、
>
> 質問1:独立変数としてA, B, A X Bと入力するのはなぜか?
> (なぜ単にA X Bだけではないのか?)
>
> 質問2:A X B のCoefficient が統計学的に有為でも、グラフに書いてみると
> 、
> Interactionの効果が見られないのはなぜか?
>
> 質問3:A X B のCoefficient が統計学的に有為でない場合でも、
> グラフに書いた時にInteraction効果が見られた場合は執筆するに値するか?
>
>
>
> 現在の所属が、臨床心理専攻で、統計学の知識に限界があり、困っています。
> 誰かわかりやすく説明していただければ、(特に質問1)幸いです。
>
> 後藤豊実
>
>
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