堀@香川大学経済学部です。 日本心理学会で豊田さんからSPSSのシンタックス,matrix, マクロに関して質問さ れた。何を見ればいいかという事を。 他の方にもそういう疑問はあるでしょうから,ここで少し詳しく答えておきます。 (a)シンタックスはSPSSの通常の統計処理をする前の前処理をするものです。 これは 三宅一郎ほか『新版SPSSx 1基礎編』東洋経済新報社 1976 を見るのがいいでしょう。x になる前のSPSSの基礎編でもいいです。 すでに使えないコマンドも入ってますが,とりあえずマニュアルよりはましです。 その後,SPSSのpdfファイルにあるヘルプも参照します。たしかこのヘルプは自動イ ンストールではなく,オプションでインストールされます。CD-ROMから見つけて SPSSのフォルダにコピーしてもいいです。spssbase.pdf がそのファイルです。 (b)matrix はマニュアルしかありません。 spssbase.pdf の matrix の項を読みます。すでにある行列言語を使用したものを 参考にすればいいでしょう。私は昔の紙マニュアルを参考にしてます。 (c)マクロ 値の代入や構文の制御が出来ます。 マニュアルしかありません。 spssbase.pdf の付録d Using the Macro Facility です。これも昔の紙マニュ アルを使ってます。 (1)シンタックスとマクロの組合せ, (2)matrix とマクロの組合せ。 (3)シンタックス+matrix とマクロの組合せなどが出来ます。 (d)スクリプトは(1)(2)(3)にさらにかぶせることが出来ます。vb の超簡略版です。 これもマニュアルです。日本語の紙マニュアルにあります。しかし,訳語が統一さ れてないので英文マニュアルをみるほうがいい。 最初はスクリプトはなしで挑戦したほうがいいでしょう。 ---------------------------------------------------- 応用例は私のサイトにたくさんあります。 SPSS macros and scripts presented by K.Hori http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/spss.html SPSS ときど記(メニュー)にはコメントがいくつもあります。 http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki0.html 他に参照するサイトとしては http://pages.infinit.net/rlevesqu/ EXTENSION: http://flash.lakeheadu.ca/~boconno2/extension.html が要求とちょっと似たことをやってます。オプションが多すぎてなかなか大変。 というところです。 なお, http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/stat.html#spssyo にSPSSのマクロのリンク集を作ってます。 ---- 堀 啓造(香川大学経済学部)e-mail: hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/ 電話番号 087-832-1894(直通) fax 087-832-1820(事務室) 〒760-8523(これで香川大学経済学部) 香川県高松市幸町2−1 香川大学経済学部
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。