豊田@早大です Keizo Hori さんは書きました: >堀@香川大学経済学部です。 >今年の日心大会においてファセット理論に関するワークショップがあっ >たのですが,どうも不完全燃焼でした。 私も出席しました. 私は,タイムテーブルがタイトなのに,時間を守って進行され,感動しました. 中身も充実していて,ワークショップの鏡と思いました. >この理論に関して,心理学関係者なら,このデザインを組むなら分散分 >析しちゃうんじゃないというのが第1に疑問です。もちろん,ファセッ >ト理論のように分析しるほうがたくさん見える面があるでしょうけど, >分散分析の研究にくらべ,だからどうなのといわれそうな気がします。 そうですね.繰り返し測定の有る互いにクロスした要因をファセット とみなすと分散分析とも言えます.しかしSSAの興味は平均値の構造 に有る訳ではないので,その点が違うのだと思います. >それをどういう構造になっているか,SSAのプロットしてみよう。そし >てその構造をよく見てみよう。どんな構造が見えてくる? 賛成です.一番問題なのは,SSAやPOSA自身にファセットを表現 する数理モデルの部分がなくって因子分析や数量化3類で解析してファ セット理論で解釈してもいいということです.ううむ.. >いくつかの代表的構造を示しています。こういうことやっちゃうのがす >ごいですね。 >しかし,その先はどうなってんだ。というのが見えなかった。それが第 >2の疑問。 これも賛成です.要するにファセットとはSEMでいうところのMODE (相)です.だから構造方程式で多相の状態を表現してSEMで分析し, ファセットの観点から分析すると,モデル構成から解釈までが一貫する と思いました. >それがみえるような報告が欲しかった。報告はみなさん忙しそうで大変 >だったですね。 >報告を間引いて,ゆったりとした報告をして欲しかった。 これはそうは思いませんでした.お客さんを飽きさせないように,サービス いっぱいだったと思います.木村先生のワークショップの運営法を是非 見習おうと思いました. -- -------------------------------------------------------------------------- TOYODA Hideki Ph.D., Professor, Department of Psychology TEL +81-3-5286-3567 School of Lieterature, Waseda University toyoda (at) mn.waseda.ac.jp 1-24-1 Toyama Shinjyuku-ku, Tokyo 162-8644 Japan --------------------------------------------------------------------------
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