[fpr 2109] 分析方法について教えてください

Hiroto Miyoshi

こんにちは。
 実は知り合いからデータの分析法に
ついて助言を求められ、以下のように答えようかと
考えています。ただその前にみなさんのコメントを
いただけたらと思い、書いています。

「問題」(少し変えてあります)
「年代によって、好きな動物が異なる」という仮説を
確かめるために:

「あなたは犬と猫とどちらが好きですか」という質問を
10代22人、20代35人、30代32人、計89人にした。
そして「1.犬」「2.猫」「3.どちらでもない」の3件法で
答えてもらった。
その結果
     犬  猫  どちらでもない 合計
10代 17  1   4        22
20代 18  3  14        35
30代 23  2   7        32
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 計  58  6  25        89

という結果を得た。

「分析上の問題」
1.ふつうなら、χ2乗検定を使って
  「年代間で回答パターンが異なる」ということを
  示すのが第1ステップなのだろう。しかし、このデータでは
  猫と回答する人の数が少ない。そのため、
  通常χ2乗検定をするときに適用される
  「期待度数が5未満のセルは25%以下」という条件に
  抵触してしまう。つまり、単純にχ2乗検定を当てはめる
  わけにはいかない。
2.知り合いの持っている統計パッケージの性能のため、
  exact test をすることができない。

そこで、私に求められたのは、この2つの問題を避けて、
仮説を統計的に検討する方法を提案することでした。

「私が提案してみようかと思う回答」
1.まず、各世代別の回答者数(22人、35人、32人)
  に対して「どちらでもない」
  と答えた人の人数の比率を、3組の対比較(ロジット変換
  し、z値を計算して2つの比率を検定する)で検討する。
  このとき、テューキーの方法による多重比較を用いる。
  つまり、誤差分散を計算するときに3つの年代を込みにして
  計算する。そして、得られたz値が、
    |z|≧q(a,Φ,α)/sqrt(2) のとき比較している2つの年代
  には比率の差があると考える。ただし、q(a,Φ,α)はステューデント
  化された範囲の100α%の地点とする。こうして、まず、
  「どちらでもない」と答えた人が年代によって異なるかどうか検討する。

2.次に、同じことを、各世代で「1.犬」と答えた人、「2.猫」と答えた人
  に関しても行う。
  

このように仮説の検討を3つのステップに分けることで、研究仮説を
検討するのはどうか、と考えています。

さて、私が助言を求めたいのは、
1.私の回答の方法は許されるかということ、
  (3つに分けて考えるという分析の仕方、各グループの人数の
   大きさ等の問題がまず、気になります。)
2.(1と関連して)、この分析法ではどんなことが問題であるか、
3.別の方法はないかということ
の3点です。

助けていただけると幸いです。
敬具

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Hiroto Miyoshi (三好弘人)
h_m_ (at) po.harenet.ne.jp







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