[fpr 2110] 二次因子モデルにおける制約の方法について

桐野匡史

桐野@岡山県立大学学生です。

現在、構造方程式モデリングを用いた確証的因子分析を行っています。
このとき検証モデルとして、2因子二次因子モデルを考えています。
モデルを識別するために、以下3通りの方法で制約を加え、分析を行いました。

 候補1)第二次因子から第一次因子へのパスの一方(AまたはB)を1に制約す
る。
 候補2)第二次因子の分散を1に制約する
 候補3)第二次因子から第一次因子へのパスの一方(A)を1に制約し、
         もう一方(B)に初期値1を与える。

                      +----+ --1--> v1
              (A)     |  f2  |
 +----+ -----> +----+ -----> v2
 |  f1   |
 +----+ -----> +----+ --1--> v3
              (B)     |  f3  |
                      +----+ -----> v4

  f1〜f3は潜在変数、v1〜v4は観測変数

その結果、いずれの候補においてもモデルを識別することができませんでした。
この場合、モデルが数理的に正しくないモデルであったと判断して、
そのモデルを棄却してもよろしいのでしょうか?
なお、統計ソフトはM-plusを使用しております。
また、推定方法には重み付け最小二乗法(WLS)です。

何か良いアドバイスを頂けたら幸いです。
よろしくお願いいたします。


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 岡山県立大学保健福祉学科
 桐野 匡史
 E-mail : h1310017 (at) fhw.oka-pu.ac.jp
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