イリノイ大学で医療者教育学修士課程の大西弘高と申します. 統計処理の方法につきご相談したく存じます.現在SASへのアクセスは なく,専らSPSS 10.1を用いております. 現在扱っているデータは診断推論過程の認知心理学的分析に関する ものです.2種のDecision support software(DSS)に各種臨床所見を 入力し,3つのクラスターに均等に割り振られた医学生,研修医,臨床医が それぞれ簡単な症例と難しい症例1例ずつに取り組みました. ここで扱いたい従属変数は,DSSに入力された臨床所見数をp,診断に 有用であると予め定められた所見のうち入力されたものをqとすると, q/p と表され,0-1の範囲をとります.3つの群で取り組んだ症例が 異なり,有用であると定められた所見数がそれぞれ異なりますので, このような率を従属変数にせざるを得ません. 独立変数は,3段階の臨床経験,2種のDSS,3つのクラスターの3つは Between-subject variable,2種の症例難易度がWithin-subject variable ということになります.162人の被験者が9人ずつ18のブロックに割り付け られているという形です. Within-subject variableがなければ,LogitかProbitを用いたMultiple regression analysisを利用可能だと思いますが,この場合のWithin- Subject variableの扱い方,あるいは他の方法によるSuggestionなど ございましたら教えていただければ幸いです. Hirotaka Onishi Graduate Student Department of Medical Education College of Medicine, CME 986 808 South Wood St Chicago, IL 60612-7309 USA Tel 1-312-996-8074 Fax 1-312-413-2048 oonishih (at) post.saga-med.ac.jp http://edu-med.umin.ac.jp/
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