島田@科警研です。 刑事司法の中の矯正分野のみならず警察分野でも EBMに倣って、証拠に基づく実務の機運が高まりはじめています。 もちろん捜査や訴追が証拠に基づくのは当たり前で、 ここでの実務とは犯罪対策として街灯や監視カメラを設置する、 パトロールを強化するといった施策を指しており、 各施策が本当に犯罪抑止に役に立ったかを評価するものです。 キャンベル共同計画刑事司法部会の委員でもあるLawrence Shermanが、 Evidenced-Based Policingという論文を書いていて、 ( http://www.policefoundation.org/pdf/Sherman.pdf ) ちょうど今、科警研メンバーで訳しているところです。 もちろん医療分野や矯正分野でもそうでしょうが、 エビデンスを作り出す難しさを感じます。 --- 島田 貴仁 Takahito SHIMADA 科学警察研究所 防犯少年部 犯罪予防研究室 Tel:0471-35-8001 Fax:0471-33-9184 E-mail:takajin (at) nrips.go.jp
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。