湯浅@東海産業医療団中央病院歯科口腔外科です。 マルチポストですが、以下の本のお知らせです。 チョット内容をみましたが、EBMのステップ3のチェックのように、Q&Aが書かれてい ます。 なかなか、するどい視点でかかれています。 研究デザインを勉強するにも、論文を読むにも便利だと思いました。 このような患者さん相手の研究より、教室単位などの研究者が多いと思うのですが、 参考になると思いますのでご紹介します。論文に、いかにバイアスが含まれているか が良くわかると思います。 また、最近では、ランダム化比較試験が、実験心理学でも大きな問題だと思います し、良いと思いますよ。 本の題名:「EBM実践のための統計学的Q&A」 ― 国際的医学雑誌の論文を題材にして ― 原本よりも¥1000以上安価 ― しかも「索引」の創設 ― 原本の誤植の訂正もされております 「篠原出版新社 TEL 03-3816-5311」 http://www.shinoharashinsha.co.jp/ 国際的医学雑誌の論文を題材にして 原題 Statistical Questions in Evidence−Based Medicine 原著者 Martin Bland&Janet Peacock 監訳 足立堅一(統計学のロングセラー『らくらく生物統計学』『実践統計学入門』 の著者) B5版 ソフトカバー 272項 発行:2002年9月20日 発売予定 定価:本体3,200円+税 4‐88412-242-9 C3047 題材に、「Lancet」や「Britishmedical」など国際的な一流雑誌を取上げ、問題点を 含めてQ&Aで展開してゆく、ユニークで実践的な翻訳本です。 <目次> 第1章 はじめに 第2章 試験のデザイン 第3章 標本抽出と観察研究 第4章 データの要約法 第5章 データの表示法 第6章 確率 第7章 正規分布 第8章 推定 第9章 有意差検定 第10章 小標本における平均の比較 第11章 回帰と相関 第12章 順位に基づいた検定方法 第13章 分割表(cross-tabulations)の解析 第14章 統計手法の選択 第15章 臨床測定 第16章 死亡統計 第17章 多因子法(multifactorial methods) 第18章 例数の設定 第19章 総合的設問 本書は、Martin Bland & Janet Peacockの"Statistical Questions in Evidence-based Medicine" Oxford大学出版(2000年)を訳したものである。両著者は LondonのSt George's Hospital Medical Schoolにおいて医学統計学の教鞭を執る傍 ら、研究論文の統計学的諸問題についても造詣が深いことは、本書を一目すれば瞭然 である。特に、Martin Bland教授は、医学統計学での寄与は多大なものがあり、高名 なDouglas Altman教授との臨床的測定法の問題への取り組みばかりでなく、数本の医 学専門雑誌のrefereeを担当し、その中には世界の超一流医学専門誌とも言える LancetやBritish Medical Journalも含まれている。また、医学研究者のために統計 的諸問題に関する教育活動も活発に行なっており、British Medical Journalの” news”欄などの連載執筆がその一例である。 また訳者のHPも有用です。 http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/7871/ 上の本の原著へのリンクもあります。 セミナーのお知らせもありますよ。
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