fprの皆様: 前田@統数研です。 行動計量シンポジウムをご紹介します。 少し先(1/25(土))のことになりますが,「因果をめぐる統計的アプロー チ」と題するものです。 テキストによる案内を付けますが,行動計量学会のWeb Pageでpdf版 を見ることができます。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/bsj/index_j.html #このリストの関係者も講演なさいますが,関係者に先んじて紹介させて いただきました。オーガナイザは繁桝算男先生です。 来年の手帳を買われたら,イの一番で予定を書き込んで下さいませ。 2002.11.1 ---------------------------------------------- 前田忠彦@統計数理研究所 maeda (at) ism.ac.jp 〒106-8569(個別番号) Tel 03-5421-8734(直通) Fax 03-5421-8796(共用) ========================以下,シンポジウム案内文書============== 2002年11月 第78回行動計量シンポジウム案内 「因果をめぐる統計的アプローチ」 期 日:平成15年1月25日(土) 10:00〜16:30 場 所:東京大学教養学部アドヴァンストラボ4F (駒場キャンパス地図: http://www.c.u-tokyo.ac.jp/campus/index-j.html) ※アドヴァンストラボは,教養学部正門の左奥方向,3号館の奥の新築の建物 です。 【開催趣旨】 因果関係を見出すことが,統計的実験や準実験,あるいはある 種の多変量解析(構造方程式モデルなど)の目的であるが,いろいろな分野・ いろいろな方法で言われている因果関係の意味を相互に吟味することはあまり なかったのではないかと思われる。 相互に吟味検証するときのプラットフォームは,確率概念による因果関係の 整理であり,これは科学論的にも正当な因果関係の理解である。本シンポジウ ムでは,このような広いパースペクティヴの下に,実験と準実験における因果 効果の推定,構造方程式モデルにおける因果関係の確証の意味,確率モデルに よる因果の発見などの意味を批判的に吟味したい。さらに,これらの相互吟味 を通じて,実際のユーザーに対するアドヴァイスをも生み出すことを本シンポ ジウムの目的とする。 【プログラム】 企画・司会 繁桝算男 講演題目と概要 1. (10:00〜11:00) 確率と因果 (薮内稔、東京大学) 確率概念によって、因果関係を定義する. 2. (11:00〜12:00) 因果効果の統計モデル(繁桝算男、東京大学) 因果効果を階層モデルの文脈で捉え,実験,準実験,相関研究における因果 効果のモデルを定式化する. 12:00〜12:15 午前の内容の質疑討論 (昼食休憩) 3. (13:30〜14:30) 構造方程式モデルと因果(狩野裕、大阪大学) 構造方程式モデルによる因果関係の発見と確証にかかわる問題点の整理と実 践へのアドヴァイス. 4. (14:30〜15:30) 確率ネットワークと因果(黒木学、東京工業大学) 確率ネットワークモデルによる因果関係の摘出,介入効果との関係 (休憩後 〜16:30) 総合討論 【参加要領】このテーマに関心を持つ,あらゆる分野の方の参加を歓迎します。 予約等は必要としませんが,準備の都合上,企画者(繁桝算男)までファック ス(03-5454-6979),電子メイル (kshige (at) bayes.c.u-tokyo.ac.jp)等で連絡し ていただければ幸いです。 ===================================================================
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。