豊田@早稲田です SHIBAYAMA Tadashi さんは書きました: >柴山@新潟大学です。 > >匿名審査が基本であるにもかかわらず、審査者がどなたで審査対象と >なっている論文の内容が形式的にせよ少しわかる状況の中で、公のメ >ーリングリストで発言するのは、投稿された方にまことに申し訳ない >なと思いながら、 私は,投稿者に対して申し訳ないとは思いません. 完全に匿名で,かつ完全に学術的な内容だからです. >心理学的研究の方法論上とても重要なことだと考え、 >あえて発言を続けさせていただきます。 中略 >これは豊田さんや狩野さんへの質問なの >ですが、共分散構造分析においても同様の配慮が必要だと思うのですが、いかが >でしょうか。 完全に単純構造であるような確認的因子分析モデルであれば 実質科学的な吟味を丁寧にする事により指標となる観測変数が 3つあれば標本数の増加にともなって解は実用上十分に安定します. 一対比較データの解析・一般化可能性係数の推定など 因子負荷行列の要素を実質科学的知見にもとづいて, すべて固定母数にできるような確認的因子分析の場合は 観測変数と同じ数の因子を設定しても解は安定します. SEMでは適切な心理学的(実質科学的)知見が多ければ,多いほど 複雑なモデルも安定して推定できます.探索的な因子分析は たとえ実質科学的な知見があっても,それを必ずしも 解の安定に利用しないという事だと思います. -- メールアドレスが変更になりました. -------------------------------------------------------------------------- TOYODA Hideki Ph.D., Professor, Department of Psychology TEL +81-3-5286-3567 School of Lieterature, Waseda University toyoda (at) waseda.jp 1-24-1 Toyama Shinjyuku-ku, Tokyo 162-8644 Japan http://www.littera.waseda.ac.jp/faculty/tyosem/index.html --------------------------------------------------------------------------
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