[fpr 2276] 4・5項目で1つのIRTの尺度

SHIBAYAMA Tadashi

柴山@新潟大学です。講義と会議のあいだで書いてます。

豊田秀樹さん wrote:

> 以下の文献に8*7のサイズの因子パタン(負荷)行列の
> 確認的因子分析の分析例が載っています
> これを御読みになれば,観測変数がより因子のほうが多くなる分析も
> 場合によっては成り立つことが実感できると思います.

# !

>
> 同様の例を拙研究室ではもっと沢山分析していますので,
> 完成しましたら(1ヶ月以内くらい)に郵送でお送りします.
>
> \item[] Marcoulides, G. A.  (1996).
> 「一般化可能性理論における分散成分の推定:共分散構造分析による接近」
> Estimating variance components in generalizability theory: The covariance structure analysis approach.
> {\it Structural Equation Modeling}, {\bf 3}, 290-299.

# 文献の紹介ありがとうございます。また研究レポートお待ちしております。
それから、ご主張されようとしているIRT特有の理由に同感です。

>はっきりした基準は示せませんが,せめて1尺度20項目くらいを最低の項目数
>の目安にして(それでも少ないけれど)提案されないものは修正要求をするような
>雰囲気を作ったほうが良いのではなかろうかということです.
>そうしないと論文を通す為にIRTを使い,使われない尺度の
>残骸ばかり残るということになりかねないからです.
>20ー60項目くらいを目安に提案してもらえば,作るほうも使うだろうし,
>IRTを使った事のメリットも直接的に実感できるので,使う人も
>広まると思うのです.

# ある尺度の良さを検討する時に、その尺度を構成するために使った統計
モデルの性質が重要であることは言うまでもないことですが、その尺度が
本当に役に立つのかどうか(有用性)の観点からのチェックも大切だと思い
ます.


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