柴山@新潟大学です。講義と会議のあいだで書いてます。 豊田秀樹さん wrote: > 以下の文献に8*7のサイズの因子パタン(負荷)行列の > 確認的因子分析の分析例が載っています > これを御読みになれば,観測変数がより因子のほうが多くなる分析も > 場合によっては成り立つことが実感できると思います. # ! > > 同様の例を拙研究室ではもっと沢山分析していますので, > 完成しましたら(1ヶ月以内くらい)に郵送でお送りします. > > \item[] Marcoulides, G. A. (1996). > 「一般化可能性理論における分散成分の推定:共分散構造分析による接近」 > Estimating variance components in generalizability theory: The covariance structure analysis approach. > {\it Structural Equation Modeling}, {\bf 3}, 290-299. # 文献の紹介ありがとうございます。また研究レポートお待ちしております。 それから、ご主張されようとしているIRT特有の理由に同感です。 >はっきりした基準は示せませんが,せめて1尺度20項目くらいを最低の項目数 >の目安にして(それでも少ないけれど)提案されないものは修正要求をするような >雰囲気を作ったほうが良いのではなかろうかということです. >そうしないと論文を通す為にIRTを使い,使われない尺度の >残骸ばかり残るということになりかねないからです. >20ー60項目くらいを目安に提案してもらえば,作るほうも使うだろうし, >IRTを使った事のメリットも直接的に実感できるので,使う人も >広まると思うのです. # ある尺度の良さを検討する時に、その尺度を構成するために使った統計 モデルの性質が重要であることは言うまでもないことですが、その尺度が 本当に役に立つのかどうか(有用性)の観点からのチェックも大切だと思い ます. -- ====================================================================== 新潟大学教育人間科学部 柴山 直 950-2181 新潟市五十嵐2の町8050 E-mail:sibayama (at) ed.niigata-u.ac.jp/Tel:025-262-7249/Fax:025-262-7304 ======================================================================
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