fprMLのみなさま はじめてメールいたします。 東京国際大学大学院臨床心理学研究科修士2年の佐藤恭子と 申します。 現在、修士論文でAmosを用いて共分散構造分析を行っております。 複数の実行結果からひとつを採択する場合、モデル適合度と個々の パス係数の有意性どちらを優先すべきか迷っており、アドバイスを いただければと思いメールいたしました。 条件は以下の通りです。 同一のモデルの分析を最尤法、尺度不変最小2乗法(sls)、重みなし 最小2乗法(uls)で実行しました。 (最尤法以外に最小2乗法も用いたのは、正規分布になっていない データがあったため。) 最尤法に比べ最小2乗法はモデル適合度(GFI)が高いのですが、 個々のパス係数の有意性を見ると、有意(p < .1)でないパスが ほぼ半数と非常に多くなっています。以下がそのデータです。 GFI 有意なパス/全パス 最尤法 .774 20/26 sls .901 12/26 uls .935 14/26 最小2乗法を用いた場合の有意性の判断は、以下のHPに従い、 ブートストラップの結果から”パス係数平均値/標準誤差”で C.R.値を算出しました。 http://www.utexas.edu/cc/faqs/stat/amos/amos7.html モデルやデータのスクリーニングに問題があったと思われますが、 修士論文提出締切直前で、もはや解析をやり直す時間的余裕は ありません。 他の推定法による結果も参考として論文中に記述するとして、 「適合度は高いが有意でないパスばかりのモデル」と、 「適合度は低いが想定していたパスはすべて有意のモデル」、 共分散構造分析の考え方としてはではどちらを採択すべき なのでしょうか。 パス間の係数の大小関係や正負の方向などはどの推定法 でもほぼ同じ傾向にあります。 潜在変数は7個、観測変数は24個で、潜在変数ごとに質問項目の 因子分析を行い、因子ごとの合計得点を観測変数としています。 以上についてご教示いただけましたら大変助かります。 どうぞよろしくお願いいたします。 ***************************** 佐藤 恭子(Kyoko Sato) 東京国際大学大学院 臨床心理学研究科 修士2年 jbh01767 (at) nifty.ne.jp *****************************
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