大阪大学の鷲尾と申します。以下、定員まで締め切りが間近に迫っております。 ご案内申し上げます。 データマイニング・ビジネスプロセスとこう繋げ! 第1日:ビジネスプロセスとデータを繋ぐデータマイニングとは? 第2日:データマイニングツール(各社,大学を含む)適用実例集! 人工知能学会第18回AIシンポジウム(SIG-J) テーマ:ビジネスプロセスに繋がるデータマイニング −概念と実践− 日時:4月22日(火)10:30-18:45(懇親会19:00-20:30) 23日(水) 9:30-17:45 場所:学術総合センター 一橋記念講堂 (東京都千代田区一ツ橋2丁目1番2号) (懇親会:同センター 中会議室) 地図:http//www.nii.ac.jp/map/hitotsubashi-j.html 交通機関:営団地下鉄半蔵門線,都営地下鉄三田線, 都営地下鉄新宿線・神保町駅下車(A8出口から徒歩3分) 営団地下鉄東西線・竹橋駅下車(1B出口から徒歩4分) 人工知能学会では,2000年3月及び2001年3月にAIシンポジウム「産業界のデー タマイニングチャレンジ:データマイニングはこう活かせ!」及び「データマイニ ング:データをこう読め!データにこう語らせろ!」を開催し,製造業から金融・ サービス・マーケティング・エンターテイメントに至るまで,産業界の業務へのデ ータマイニング適用の実相と問題点,その克服と技術的展望について講演とパネル 討論を行い,多数の一般ビジネスに携わる方々,技術者,研究者から大きな反響を いただきました.その中で,データマイニングは単なるシステム技術ではなく,業 務プロセス改革の一環であることを明らかにしてきました. 今回はその第3弾として,より具体的なビジネスプロセスにデータマイニングを 生かすために重要な技術上の留意点,問題点,またデータを生かすデータマシニン グを行うためのビジネスプロセス改革のために重要な組織上の留意点,問題点につ いて,考えるべき概念と具体的実践例を見ていきたいと思います.現場の業務プロ セスを踏まえたデータマイニングはどうあるべきうでしょうか?一方,データを生 かす,データマイニングを生かす業務プロセスとはどうあるべきでしょうか?その ためには,どんな技術的,組織的困難を乗り越えねばならないのでしょうか? このシンポジウムは2日間に亘ります.1日目は金融,サービス,製造業,医療 など,幅広い分野で,データマイニングを使ってご活躍の企業人,大学人の講師を 招き,以上のようなビジネスプロセスとデータマイニングを繋ぐ上での留意点,問 題点について講演をいただきます.2日目は,実際にデータマイニングツールを提 供しているベンダーも交え,ビジネスプロセスとデータマイニングを繋ぐ実例につ いて,幅広く紹介していただきます.このシンポジウムを聴講なさることで,デー タマイニングをいかに自分たちの業務に生かすか,そのためにどんな業務プロセス 改革が必要が,お分かりいただけることと思います. 更に,ご聴講参加の方々と産業界及び大学サイドの講演者の方々の交流のために, 4月22日(火)1900より講堂隣の会議室で懇親会を予定しております.貴重な情報 収集や意見交換の場として,こちらも奮ってご参加ください. プログラム 4月22日(火):ビジネスプロセスとデータを繋ぐデータマイニングとは? <金融におけるビジネスプロセスとデータマイニング> 1030-1130 演題:「コンシューマ・クレジットのデータマイニング戦略」 講師:小野 潔(UFJ銀行) 概要:本報告は「コンシューマ・クレジットと銀行・生保のデータマイニング比較」と 「顧客リスクとCRMを融合した最新マネージメントモデルの戦略」を紹介す る。データマイニングは新しい顧客分類を金融業にもたらしたが、与信分野 以外では戦術レベルにしか利用されていない。その一つの理由は時系列 の研究が少なく、中長期の戦略に使いづらい点にある。コンシューマ・クレ ジットのデータマイニング戦略では、顧客の「デフォルト」・「剥落」・「時間変 化に伴う移動推移」が重要になる。そこで本研究は顧客セグメントに吸収マ ルコフ連鎖モデルを適用し、推移確率による生存時間分析を試みた。 URL http://www.ufjbank.co.jp <電力サービスにおけるビジネスプロセスとデータマイニング> 1130-1230 演題:「顧客価値創造の取り組みとデータマイニング」 講師:佐本昌久(関西電力株式会社 お客さま本部サービス企画グループ) 概要:オール電化をコアとしたBtoCマーケティング戦略を例にあげ、顧客価値創造 に向けた取り組みと、そのためのデータ収集・解析についてご紹介します。 URL:http://www.denka-life.com/ 1230-1330 昼食休憩 <製造業におけるビジネスプロセスとデータマイニング> 1330-1430 演題:「データマイニングプロジェクトのマネジメント」 講師:矢田勝俊(関西大学商学部),平山裕樹(日本ハム株式会社マーケティング部) 概要:データマイニングは極めて困難なプロジェクトの1つである。産学共同はその突 破口の1つであり、実際の事例を紹介しながら、取り組み方、問題点などを明ら かにする。 URLhttp://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~yada/ http://www.nipponham.co.jp/ <医療におけるビジネスプロセスとデータマイニング> 1430-1530 演題:「診療情報の活用におけるデータマイニング手法」 講師:金 智隆,北風政史(国立循環器病センター 心臓血管内科), 鷲尾隆(大阪大学産業科学研究所 知能システム科学研究部門) 概要:日常の診療における投薬などの診療データは日々蓄積されているが、過去の投 薬の参照などにしか使われていないのが現状である。我々は、かかる情報の有効 な活用をするべく退院時の投薬・臨床情報に対してデータマイニング手法を用い ることにより新たな発見学的知識が得られるか否かを検討した。 URL http://www.jwind.poppy.ac http://www.ncvc.go.jp/ http://www.ar.sanken.osaka-u.ac.jp/%7Ewashio/washprjp.html 1530-1630 演題:「医療情報システムおけるデータマイニングの経験」 講師: 津本周作,平野章二(島根医科大学医学部医学科医療情報学) 概要: 医療情報システムは単なる表形式データではなく,時系列,画像を含めたマルチ メディアデータを扱っているが,特に,時系列データの特徴の把握は,他のデー タに比べて,専門家の意思決定に極めて重要である.本演題では,時系列データ の解析に関する成果と問題点について報告する. URL: http://www.shimane-med.ac.jp/med_info 1630-1645 休憩 <ビジネスプロセスとデータマイニング> 1645-1745 演題:「ビジネスプロセスとビジネスインテリジェンス」 講師: 山口高平(静岡大学情報学部) 概要: ビジネスプロセスとプラクティスの関連性を考察し、その考察より、データマイニング に基づくビジネスインテリジェンスを組み込んだビジネスモデルについて述べる。 URL: http://panda.cs.inf.shizuoka.ac.jp/~yamaguti/ <パネル:データマイニング・ビジネスプロセスとこう繋げ!(その1)> 1745-1845 テーマ:「ビジネスプロセスとデータを繋ぐデータマイニングとは?」 パネリスト: 講師全員 概要 : 各講演の内容を踏まえて,ビジネスプロセスにデータマイニングを適用する際の 課題や解決策、逆にデータマイニングにより成果を挙げるためのビジネスプロセ ス改革のあり方について、方法論や問題,留意点,今後の展望を明らかにする. 1900 懇親会(同学術総合センター内 中会議室にて) 4月23日(水):データマイニングツール(各社,大学を含む)適用実例集! 930-1010 演題:「SAS データマイニング事例の紹介」 講師: 木下 貴文 (SAS Institute Japan株式会社 カスタマーサービス本部) 概要: SASがこれまで取り組んだマイニングプロジェクトの経験を基にした、各業種ごとの分析 事例を紹介します。また、どの業種のプロジェクトでも発生する問題点、プロジェクト実行 時の留意点などをご説明します。 URL: http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/ 1010-1050 演題:「汎用データマイニングシステム:Visual Mining Studio を用いて薬品データ解析」 講師: 雪島正敏(株式会社 数理システム科学技術部), 若杉 徹 (株式会社 ユート・ブレーン), 徐 良為 (株式会社 数理システム科学技術部) 概要: 汎用データマイニングシステム Visual Mining Studio を用いて医師の処方箋データ より薬剤の併用パターン,病院と処方パターンの関連性,薬品スイッチ分析などを行う. URL: http://www.msi.co.jp/vmstudio http://www.utobrain.co.jp/ 1050-1130 演題:「分析系テキスト・マイニングツール「トゥルーテラー」(TRUETELLER) (仮題)」 講師: 蝋山 敬之 (株式会社野村総合研究所 e-システムソリューション部) 概要: マッピングや因果関係分析をはじめし、高度な分析を誰でもわかりやすく活用できる 分析系テキスト・マイニング「トゥルーテラー」をご紹介いたします。(仮内容) URL:http://www.nri.co.jp/ 1130-1210 演題:「オープンソース知識発見システム:MUSASHI」 講師: 羽室 行信(大阪産業大学),矢田勝俊(関西大学商学部), 加藤直樹(京都大学大学院工学研究科),鷲尾 隆,元田 浩(大阪大学 産業科学研究所) 概要: ビジネスにおける知識発見システムとして我々が開発してきたMUSASHIの特徴 ・適用事例・使用法などを紹介する。MUSASHIを利用すれば、RDBを導入する ことなく、大量データを柔軟かつ効率的に処理することができ、知識発見を効果 的にサポートすることが可能となる。 URL: http://www.adm.osaka-sandai.ac.jp/second/formal-page/hamuro.html http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~yada/ http://is-mj.archi.kyoto-u.ac.jp/~naoki/ http://www.ar.sanken.osaka-u.ac.jp/%7Ewashio/washprjp.html http://www.ar.sanken.osaka-u.ac.jp/%7Emotoda/motoprjp.html 1210-1310 昼食休憩 1310-1350 演題:「オープンソースデータマイニングツールWEKA」 講師: 阿部秀尚(静岡大学大学院理工学研究科) 概要: ワイカト大学(ニュージーランド)で開発されたデータマイニングツールWEKAの特徴・ 適用事例・使用法などを紹介する. URL: http://panda.cs.inf.shizuoka.ac.jp/~cs6002/ 1350-1430 演題:「遺伝子ネットワークの推定」 講師: 古田 仁 (日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業部), 梶谷浩一 (日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業部) 概要: 酵母菌の遺伝子発現パターン・データを用い、遺伝子のネットワークを推定するため、 データマイニングを用いたゲノム分野の解析事例をデモ展示する。(仮内容) 1430-1510 演題:「創薬研究における多次元データの解析、可視化例」 講師: 大石 尚孝 (スポットファイアージャパン株式会社) 概要: Spotfireは直感的にユーザが判断しやすいGUIにより様々な企業における意思決定 を支援いたします。今回は創薬研究における弊社ソフトの活用例をデモ形式でご説 明いたします。 1510-1530 休憩 1530-1610 演題:「セキュリティインテリジェンスとWebインテリジェンスを実現するデータマイニング(仮題)」 講師: 山西健司(日本電気株式会社 インターネットシステム研究所) 概要: セキュリティ分野とCRM分野に対応するNECのデータマイニング技術を紹介する。 セキュリティ分野に対しては、外れ値検出エンジンや変化点検出エンジンの紹介と ネットワーク不正侵入検出への応用について触れる。CRM分野に対しては、テキスト マイニングツールSurveyAnalyzerと、Webからの評判分析ソリューションを紹介する。 URL: http://www.labs.nec.co.jp/DTmining/ 1610-1650 演題:「ビジネスプロセスを加速するデータマイニング」 講師: 荒 和志(エス・ピー・エス・エス株式会社 プロフェッショナルサービスグループ) 概要: データマイニングの標準メソッド: CRISP-DMに準拠しデータの読み込みから分 析-分析結果の利用までを、ビジネス現場に応用可能な実際のデータを使用し て説明します。これにより、データマイニングがITプロセスの重要な一部である ことを示し、そのベストプラクティスを紹介します。 URL: http://www.spss.co.jp/ <パネル:データマイニング・ビジネスプロセスとこう繋げ!(その2)> 1650-1750 「データマイニングツール適用実例集!」 パネリスト:講師全員 概要 :各講演の内容を踏まえて,ビジネスプロセスにデータマイニングツールを適用する際の 課題や解決策、データマイニングにより成果を挙げるためのツールのあり方について、 方法論や問題,留意点,今後の展望を明らかにする. ・定 員:300名(定員に達し次第締め切らせて頂きます) ・参加費:人工知能学会会員:5500円(賛助会員の社員の方も含みます) 非会員:9800円 学生会員:3000円 学生非会員:3000円 ・懇親会費:2000円 申込及び問い合わせ先:(社)人工知能学会事務局 〒162- 0821 東京都新宿区津久戸町4- 7 OS ビル402 号室 E-mail account (at) ai-gakkai.or.jp 電話:03-5261-3401 Fax:03-5261-3402 下記の申込書に所定事項を記入の上,事務局まで電子メールまたはファックスにて お申し込み下さい.また,人工知能学会ホームページ http://www.ai-gakkai.or.jp/jsai/sig/aisympo-018.html からもオンラインでお申し込みになれます.折り返し参加証・請求書等お送りいたし ますので参加費をお振込み下さい.なお,振込用紙には必ず第17回AIシンポジウム 参加費とご記入下さい. 郵便振替口座:00150- 6- 193586 人工知能学会 銀行口座:第一勧業銀行飯田橋支店 (普)1668449 (社)人工知能学会 --------------------------------------------------------------------------- 申込書 E-mail: account (at) ai-gakkai.or.jp 第17回AIシンポジウム申込書 ○氏名/フリガナ ○参加資格 <会員(会員番号 )> <賛助会員会社の社員・非会員・学生会員・学生非会員> ○所属団体名 ○所属部署名 ○所在地 〒 ○TEL・FAX ○E-mail ○懇親会 参加する 参加しない (どちからを残してください) ○パネルで希望する討論内容,その他連絡事項など ---------------------------------------------------------------------------
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