<200304250748.AA05155 (at) haebara.p.u-tokyo.ac.jp> の、 "[fpr 2381] Re: 調査と実験" において、 "Tomokazu HAEBARA <haebara (at) p.u-tokyo.ac.jp>"さんは書きました: > 南風原@東大教育心理です。 > > 調査と実験・・・研究法では基本中の基本の概念なのに,なかなか難しいで > すね。 南風原先生のお出ましで、このスレッドも何とか完結しそうですね。 そんな時に、問題発言を入れて恐縮ですが... さいきん、授業をいろいろやっていて 実験的方法が理解されにくい一因は、伝統的な実験心理学の授業が 知覚心理学の実験から入ることにあるのではないかとふと思いました。 知覚の実験は確かに実験ですが、被験者は少ないし、群間比較もやらない、 無作為な割付もしません。 そういう点で、「調査研究」と対比させてしまうと、いろんな隙間が できてしまうのです。 知覚の実験のロジックは、ぢつは実験ではなくて測定だとか、構造化面接と同じだ、などと いったら怒られそう... _____________________________________________________________ Y.Hasegawa/長谷川芳典 岡山大学文学部心理学教室 【公用】http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/h0u.html 【私用】http://www006.upp.so-net.ne.jp/hasep/WELCOM.HTM 【行動分析岡山大会】http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/JABA2003/
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。