MASAKI 様 > > 門外漢にて唐突な質問により失礼致しましたにも拘わらず、 私も門外漢で、一年近く引退していました。そろそろ復活しようかと思っています。まじめなMLですね。 > その後も、ランダム化比較実験の枠組みにて、エビデンス > を求める原著論文は見いだせていません。 教育現場ではランダム化までは難しいのが現実です。科学ですから検証手続きがあれば可ではないでしょうか。 現在、私の指導学生が児童の攻撃性尺度(基準関連的に作成したもの)を用いて介入研究(アサーショントレーニング)に入っています。対照群なし。親からの評定なし(難しいので取りやめ)という状態です。しかし、尺度の妥当性は確認済みですので、何とかなると思っています。AB計画でしょうか。事前と事後測定しかありません。 > > 一応、国内の最近の動向を知るには、以下が参考になり > ましたのでご参考までに・・・。 > > 津富 宏. EBP(エビデンス・ベイスト・プラクティス)への道・ > 根拠に基づいた実務を行うために. > 犯罪と非行 2000;(通号 124):67-99. > > 丹野義彦. 展望:実証にもとづく臨床心理学に向けて. > 教育心理学年報 2001;(40):157-168. > > 丹野義彦. エビデンス臨床心理学 : 認知行動理論の最前線. > 東京: 日本評論社; 2001. 丹野さんの本や論文は大分読んでいます。残念ながら彼はもう一つ心理尺度、実験計画、検証の方法論が分かっていないようです。立派な人ですが、勉強しすぎで消化が追いつかないようです。誰か、方法論をしっかり展開してくれる人がほしいですね。 --- 村上宣寛 (勤務先) 〒930-8555 富山市五福3190 富山大学教育学部学校心理学 TEL/FAX 076-445-6367 E-mail: murakami at edu.toyama-u.ac.jp HomePage:http://psycho01.edu.toyama-u.ac.jp/
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