豊田@早稲田心理です Igarashi さん Mitsuo Igarashi さんは書きました: >「共分散構造分析」を 教科書として、独学で勉強しております。 中略 >以下は、Mxに回帰分析モデルのパス図を描き(age~height+weight)、 >吐き出してきたプログラムですが、これを改造しようとしますが、 >2つのモデル式にできません。 中略 >Amos でも Mplus でもモデル式がありますが、 Mx では似た様のものが >ないみたいです。どうなのでしょうか。 以下のことは「入門編」の第6章まで読んでいただければ,明らかに なりますが,SEMは柔軟なモデル構成を許す代わりに,「モデルの 特定」という過程を経なければなりません.モデルの特定は大別して A.方程式と外変数の共分散行列を特定する方法 B.観測変数の共分散構造を特定する方法 という2つの方法があります.ソフトウェアの変化は激しいので,現 時点における最新情報である保証はないのですが,たしか Amos Aのみ Mplus Aのみ EQS Aのみ Calis AB両方 Lisrel AB両方 Mx Bのみ Cosan Bのみ であったと記憶しています. >Amos でも Mplus でもモデル式がありますが、 とは,Aの特定方法のことですね.Mxはそれとは違ったBのモデル 特定のしかたをするソフトだから「モデル式」がないのです.入門的 なモデルの場合はAのほうが容易で,Bのほうほうはまどろっこしく なります.しかし複雑な制約の入った行動遺伝学モデルや多相解析な どの高度なモデルを特定しようとするときは,AよりBのほうがずー っと特定が容易になります.AにもBにも,それぞれ存在理由があり ます. Mxプログラム中の COVARIANCE F&((I-A)~&S) が共分散構造の特定 (Bの流儀による特定)の部分になります. -- メールアドレスが変更になりました. ------------------------------------------------------------------------------ TOYODA Hideki Ph.D., Professor, Department of Psychology TEL +81-3-5286-3567 School of Letters, Arts and Sciences, Waseda University toyoda (at) waseda.jp 1-24-1 Toyama Shinjyuku-ku, Tokyo 162-8644 Japan http://www.littera.waseda.ac.jp/faculty/tyosem/index.html ------------------------------------------------------------------------------
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