[fpr 2416] 縦断データの解析について

Masafumi Kirino
桐野匡史＠岡山県立大学大学院生です。


適切な助言をいただき、ありがとうございます。
さっそく、豊田先生の著書”共分散構造分析「入門編」”の発達記述モデルを参考
に、
10変数×2時点（＝20変数）の構造方程式モデルの構築を試みました。
しかし、ソフトウェア（M-plus Ver2）の操作方法も含め、
以下の点で理解不足のため、解析できずにおります。

まず、
「パス図の中で切片は、値が1の変数からの係数として表現している」
（共分散構造分析「入門編」P236から抜粋）
とありますが、この値が「1」の変数をモデル上で表現する方法が分かりません。
巻末にはEQS等での解析例が紹介されていますが、
残念ながら、EQSのソフトウェアは手元にないため、使用することができません。

この他の、同一観測変数の切片を揃えること（等値制約と解釈しております）、
測定不変等につきましては、大まかですけれども理解できているつもりです。
閾値の制約については、今回が初めてですが、まずはM-plusのマニュアルを
一通り読んでみようと思います。

ただ、間違った方法で解析してしまうのではないかと、やはり心配ですので、
もしもお手数でなければ、簡単なシンタックス例を紹介していただければ幸いです。


また、上記のこととは異なるのですが、

豊田先生 wrote:
> 推定された閾値の順番が
>
> ＞つまり、項目A、項目B、項目C、項目D・・・項目Jの順に、
> ＞困難度の高い項目を配列した場合、
> ＞ある被験者について、項目Cの課題を遂行する能力があれば、
> ＞それよりも易しいD～Jは能力的には「できる」と考えられます。
>
> の理論を支持していれば，①の階層性が支持されたことになります．

上記のことにつきまして、推定された閾値の順番により、
困難度の高い→低い（階層性や順序性）を判断する材料になることは、
豊田先生の著書”項目反応理論「入門編」朝倉書房”に記述されていますように、
カテゴリカル因子分析モデルの因子パタンと閾値から、
IRTでいう識別力や困難度が推定できることからも想像できます。
しかし、2値、3値、4値となると、
2値では閾値1つ、3値では2つ、4値では3つになるはずです。
このとき、どのようにして閾値の順番を決定すればよいのでしょうか？


何かと分からないことばかりでお手数おかけしますが、
もしよろしければさらにご教授いただけると幸いです。
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