豊田@早稲田です 桐野さま Masafumi Kirino さんは書きました: >桐野匡史@岡山県立大学大学院生です。 >適切な助言をいただき、ありがとうございます。 >さっそく、豊田先生の著書”共分散構造分析「入門編」”の発達記述モデルを参考 >に、 >10変数×2時点(=20変数)の構造方程式モデルの構築を試みました。 >しかし、ソフトウェア(M-plus Ver2)の操作方法も含め、 >以下の点で理解不足のため、解析できずにおります。 小生が示したモデルを実行するにはM-plusが 一番適していると思います. >まず、 >「パス図の中で切片は、値が1の変数からの係数として表現している」 >(共分散構造分析「入門編」P236から抜粋) >とありますが、この値が「1」の変数をモデル上で表現する方法が分かりません。 (意地悪していると思って欲しくないのですが) やはり,マニュアルを読んでください. >この他の、同一観測変数の切片を揃えること(等値制約と解釈しております)、 そうです. >測定不変等につきましては、大まかですけれども理解できているつもりです。 この制約も必要です. >閾値の制約については、今回が初めてですが、まずはM-plusのマニュアルを >一通り読んでみようと思います。 是非,そうしてください. >ただ、間違った方法で解析してしまうのではないかと、やはり心配ですので、 >もしもお手数でなければ、簡単なシンタックス例を紹介していただければ幸いです。 一応プロなので,桐野さんの研究の為に 私がプログラムすると1行1万円くらいになって あとで,数十万円分の請求書が郵送されますが それでも,いいですか? 注1) >また、上記のこととは異なるのですが、 >上記のことにつきまして、推定された閾値の順番により、 >困難度の高い→低い(階層性や順序性)を判断する材料になることは、 >豊田先生の著書”項目反応理論「入門編」朝倉書房”に記述されていますように、 >カテゴリカル因子分析モデルの因子パタンと閾値から、 >IRTでいう識別力や困難度が推定できることからも想像できます。 >しかし、2値、3値、4値となると、 >2値では閾値1つ、3値では2つ、4値では3つになるはずです。 >このとき、どのようにして閾値の順番を決定すればよいのでしょうか? 項目反応理論「入門編」をお持ちなら,第8章をお読みになれば 階層性と閾値の関係がわかると思います. 注1)冗談です.でも自分で勉強してください. -- メールアドレスが変更になりました. ------------------------------------------------------------------------------ TOYODA Hideki Ph.D., Professor, Department of Psychology TEL +81-3-5286-3567 School of Letters, Arts and Sciences, Waseda University toyoda (at) waseda.jp 1-24-1 Toyama Shinjyuku-ku, Tokyo 162-8644 Japan http://www.littera.waseda.ac.jp/faculty/tyosem/index.html ------------------------------------------------------------------------------
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