桐野@岡山県立大学大学院生です。 > >まず、 > >「パス図の中で切片は、値が1の変数からの係数として表現している」 > >(共分散構造分析「入門編」P236から抜粋) > >とありますが、この値が「1」の変数をモデル上で表現する方法が分かりません。 > > (意地悪していると思って欲しくないのですが) > やはり,マニュアルを読んでください. はい。分かりました。 やはり、自分自身で苦労してみないと分からないこともあると思いますので、 根気強くマニュアルを読破してみようと思います。 また、M-plusのマニュアルにも記載されていますが(M-plus User's Guide, P96) 「切片」は連続変数の場合に算出されるものですが、 順序尺度や2値データの場合には「閾値」が算出されるということでした。 最初にSEMについて勉強したときは、 観測変数に連続変数を使用した解析しか取り扱わなかったため、 カテゴリカル変数による分析であることを考慮していませんでした。 つまり、豊田先生が指摘してくださった(fpr2412)、 > 拙著「共分散構造分析「入門編」朝倉書店」P236の図13.1「発達記述モデル」 > をご覧ください.教科書のモデルは4変数×2時期ですが,桐野さんの場合は,まず > 10変数×2時期=20変数のモデルにします.また教科書のモデルは連続変数で > 示されていますが,桐野さんの場合は,全てカテゴリカル順序変数(入門編12章) > に指定します(2件法は閾値1つ、3件法は閾値2つなど).更に時期の異なる > 同じ変数の閾値には等値の制約をおきます(この他の制約は教科書に準じます). > 主たるモデル化は以上です. 「時期の異なる同一観測変数の閾値に等値の制約をおく」ということは、 豊田先生の著書”共分散構造分析「入門編」朝倉書店”P237で記述されている 「制約2:観測変数の切片をそろえる」ことの代わりに、 「観測変数の閾値をそろえる」と解釈できるのではないかと思います。 (間違っていましたら、申し訳ありません) > 一応プロなので,桐野さんの研究の為に > 私がプログラムすると1行1万円くらいになって > あとで,数十万円分の請求書が郵送されますが > それでも,いいですか? 注1) >(中略) > 注1)冗談です.でも自分で勉強してください. 冗談でよかったです。 最初は、本当のことだと思って驚きました。 ただ、これは自分自身で勉強することの大切さを忘れてはならない、 という豊田先生のお気遣いと受け取り、しっかりと心に留めておきます。 > 項目反応理論「入門編」をお持ちなら,第8章をお読みになれば > 階層性と閾値の関係がわかると思います. はい。もう一度、読ませていただきます。 まだまだ分からないことばかりですが、 根気強く頑張ってみようと思います。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- Okayama Prefectural University, Graduate School of Welfare System and Health Science Masafumi KIRINO, M2 cax93600 (at) pop12.odn.ne.jp -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
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