豊田秀樹@早稲田大学です 皆さんこんにちは.Rによる共分散構造分析の話で 盛り上がっていますが,SEMつながりで,,,, このたび拙編著にて 『共分散構造分析−構造方程式モデリング−[技術編]』朝倉書店 という本を出版することになりました.大型書店では今週末に, 大方は来週月曜日には店頭に並ぶ予定です.章立ては 第1章 探索的因子分析,第2章 2母集団の因子分析,第3章 シェッフェの一対比較法 第4章 ポジショニング分析,第5章 コンジョイント分析 第6章 潜在クラスのコンジョイント分析,第7章 2値データのコンジョイント分析 第8章 一般化可能性理論,第9章 多変量一般化可能性理論 第10章 拡張された信頼性係数,第11章 遺伝的アルゴリズム 第12章 ブートストラップ法,第13章 双方向因果モデル,第14章 行動遺伝学 第15章 階層的回帰分析,第16章 因子分析と実験計画の統合モデル 第17章 交互作用モデル,第18章 正準相関分析,第19章 コレスポンデンス分析 第20章 主成分分析,第21章 分割表の解析,第22章 項目反応尺度の等化 第23章 複数の項目反応モデルの母数の同時推定 という内容です.姉妹書の「入門編」「応用編」「事例編」の 手法を発展させた手法の解説や,視点を変えた実験データの解析 を扱っているのが特徴です. さて,ここから本題です.第14章は慶応大学の安藤寿康さんと その研究室のメンバー前川さん・鎌倉さんの共著です. ところが著者紹介のページから 『鎌倉利光 慶應義塾大学大学院社会学研究科(第14章)』 と書かれるべき部分が欠落してしまいました.最終原稿の 段階で何らかの原因で抜け落ち,小生が不注意にも校閲で気が 付かず,昨日,製本された現物を手にとって初めて気が付いた という不始末です.訂正するための方法を今,考えているとこ ろなのですが,出荷・配本された分に関しては,どうしようも ありません.そこで焼け石に水ですが,何もしないよりましな ので,fprの方々に第14章は鎌倉さんの著作なのであるとい うことをお知らせしようと,私の自由意志でこのような記事を 書きました. 早々と重大な誤植が見つかってしまいましたが,昨晩,見直し た範囲では,内容的な誤りは見つかっていません.これが原因 で,ミソが付いてしまいますと他の著者の方々にも大変申し訳 ないことになってしまいます.SEMの次の方向を示す内容が 満載の本です.厚かましい結語で恐縮ですが,書店にお出かけ の際に,もしお目に留まりましたなら,手にとって眺めていた だければ幸いです. -- メールアドレスが変更になりました. ------------------------------------------------------------------------------ TOYODA Hideki Ph.D., Professor, Department of Psychology TEL +81-3-5286-3567 School of Letters, Arts and Sciences, Waseda University toyoda (at) waseda.jp 1-24-1 Toyama Shinjyuku-ku, Tokyo 162-8644 Japan http://www.littera.waseda.ac.jp/faculty/tyosem/index.html ------------------------------------------------------------------------------
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