[fpr 2493] Fleiss "Statistical methods for rates and proportion"

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。

南風原さんへの返事はまた後で。

Fleiss "Statistical methods for rates and proportion"
の3rd 版がでました。

Fleiss,J. L., Levin,B., and Paik, M.C. (2003). "Statistical methods for 
rates and proportion. 3rd edition". Wiley.

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0471526290/qid=1068461975/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/249-3932533-4798739

途中きれているのでつないでください。

Fleiss はなくなっているのでしょうか。amazon に目次がついているのでそちらを
見てもらえばわかりますが,大幅な拡張がされています。回帰分析関係の追加や欠
損値問題をしっかり取り扱ってます。2版(1981)が321頁に対して760頁になってま
す。

 Chapter 8. Randomized Controlled Trials.
なんて章もあります。

この本でも対数線形モデルの取り扱いは小さいです。 Chapter 11. Logistic 
Regression.のなかでちょこっと触れられているだけです。もう役割は終わったと
言えるのでしょうか。一方では,ロジスティック回帰分析,もう一方ではグラフィ
カル・モデリングさらに真ん中ではgenmod などがあって実用上の意味はなくなっ
たのか。モデルの記述としては有効なようだけど。

わたしのサイトの「対数線形モデル文献案内」
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/loglinearlit.html

にはまだわりとアクセスがあります。もっとも「対数」というだけでやってくる方
もありますが。

Fleiss の本は以前はとっつきやすい感じだったけど,こんなに分厚くなると取っ
つきにくいですね。回帰モデル部分ははずしてしまった方がこの本の意義があるよ
に思える。

Cohen and Cohen, Nunnally, Winner と名著だったものの改訂版が別人によってな
されてますが,評価のほどはどうなんでしょうか。

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堀 啓造(香川大学経済学部)
home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/

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