反応ありがとうございます。 <200408132227.AA03200 (at) C0028.ec.kagawa-u.ac.jp> の、 "[fpr 2646] Re: 私立幼稚園九州地区の教師研修大会で「血液型保育」推奨" において、 "Keizo Hori <hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp>"さんは書きました: > 阿部氏を攻めることよりも,まともな実験による反論が必要でしょ > う.もっともそのとき,血液型は独立変数? > > 私は阿部氏は勝手にやればいいと思っています。 問題は、この講演が私立幼稚園の連合会主催の教師研修会として、 しかも、文部科学省幼児教育課の蒲原基道課長の基調講演と同じ場で 行われたという点です。 単に同席していたというだけで、文科省お墨付きというわけではないと 思いますが、幼児教育関係者への影響力は計り知れないものがある ように思います。 まともな実験による反論といっても、「追試をしたが血液型による有意差はありませんでした」 というだけではあまり説得力は無いでしょう。 http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/journal/psy-a/_40626/index.html#_40713 にも書きましたが、 > 純粋に科学的レベルで血液型特有の行動傾向が認められようと、認められまいと、 > とにかく、実用に耐えうるような顕著な差でなければ、日常生活行動の予測や、 > 適性や相性の診断には使えない。そんな不確かな道具は、エラーを増やし差別や偏見を助長するだけだ。 というのが私の考え方です。 その他、最近思ったことを http://www006.upp.so-net.ne.jp/hasep/bloodtype/_40604.html に書いています。ご高覧いただければ幸いです。 _____________________________________________________________ Y.Hasegawa/長谷川芳典 岡山大学文学部心理学教室 【公用】http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/h0u.html 【私用】http://www006.upp.so-net.ne.jp/hasep/WELCOM.HTM
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