[fpr 2688] α係数に関する質問

murakami (at) edu.toyama-u.ac.jp

千葉 様


論文は見ていませんし、数学的証明ができるわけではありませんが、

「はい」を1点、「いいえ」を0点として、

0  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  0  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  

という二変量データを考えて、相関をとると、ほぼゼロです。

項目間相関が大きいとα係数も大きくなりますから、小さければゼロに近くなります。

おそらくこういう回答パタンだったのではないでしょうか。





> 私は心理学を専攻する修士1年の千葉と申します。
> 
> 心理学研究(2004,Vol.75,No.2)に
>  「地域在住の中高年者の抑うつに関する研究」
> という論文がありまして、
> 
> 以下のように書かれていました。
>  「各尺度の信頼性係数はCronbach α係数を求めて検討した。…
>  α係数は、活動能力でやや低かったが、これは中年期のデータが ほとんど満点であったためと考えられ…」
> 
> なぜ、回答が満点に近いとα係数は低くなるのでしょうか?


満点に近くなれば、必ず低くなるとは思えません。

例えば


0  0  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
0  0  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  
1  1  


というパタンなら相関は1になります。

論文の推論には誤りがあるかもしれませんね。


> 
> ちなみに活動能力は、
>  老研式活動能力指標(1987)で、13項目、2件法で、13点満点の尺度です。
> 
> どなたかよろしくお願いします。
> 
> 
>              目白大学大学院
>               心理学研究科 現代社会心理専攻
>                     M1 千葉知美
> 




-----

村上宣寛 


(勤務先)
〒930-8555 富山市五福3190
富山大学教育学部学校心理学
TEL/FAX 076-445-6367
E-mail: murakami (at) edu.toyama-u.ac.jp
HomePage:http://psycho01.edu.toyama-u.ac.jp/



スレッド表示 著者別表示 日付順表示 トップページ

ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。