補足説明です。 > 予測的妥当性(あるいは、より広く基準関連妥当性)を > 持つかどうかはは議論の分かれるところでしょう。 妥当性の問題というより、応用上の問題で考えると以下のようになります。 (1) 「エラー」 <−> 「知能」 の相関がない。 これだけのときは、エラーを減らすために知能の要因を考える必要はないとなります。 (2) 「エラー」 <− 「知能」 負の係数 「飽き」 <− 「知能」 正の係数 「エラー」 <− 「飽き」 正の係数 「知能」から「飽き」へのパスの係数が小さくなる工夫をすれば、 「知能」から「エラー」への負の係数の効果が「知能」と「エラー」の 間の負の相関として現れることが期待できます。 日本女子大学心理学科 岡本安晴
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