[fpr 2757] 統計手法の比較

Goto Toyomi

[fpr 2732] の岡本先生のコメント、ご指摘のとおりだと思
います。Salsburgの本は、いつぞやこのMLで紹介されたの
で私も購入しました。ちょっと現在は私の関心ごとから外
れてしまい、お恥ずかしいのですが途中までしか読んでい
ないので・・・また読み直します。

[fpr 2731]のコメントは心理学がsoft scienceといわれて
いるとの原因のひとつ、いうことが主旨で、それ以上の深
い意味は無かったのですが、誤解を招く表現で、申し訳な
かったです。

ついでなので、ここでシェアしたいことがあるのですが、
社会科学系の欧米誌のレビュアーをされている先生と何度
か私的に意見交換をしているうちに、統計手法の選び方や
解釈の違いは、宗教に対するそれと同じで、完璧な手法な
ど無く、それぞれのdisciplineによって、手法に好みがあ
るから、という意見がありました。論文や学会での発表の
ときは、どのような手法を用いたかを明確に示し、批判に
対してオープンになり、最終的に間違っていても、そのこ
とを学ぶのは意味のあることだし、次の研究に活かされる
から、というアドバイスを受けました。

上の議論と関連して面白い論文を紹介してもらいました。

Bieber, S.L. (1988) Multiple Regression and Its
Alternatives.  Social Science Journal, 25(1) 1-19.

同じデータを使って、multiple regression, logistic
regression, ANOVA, 
などの統計手法を比較していても白かったです。


長谷川先生のホームページの「基礎的統計解析の誤用をな
くすための30のチェック項目」もとても参考になりまし
た。

自分がかつて書いた論文の統計手法も、今となってはもっ
と別のやり方でも良かったのでは・・・とよく思います。
統計に関しては学ぶことが多くて日々勉強です・・・。

後藤

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