[fpr 2781] 項目反応理論によるパラメータの推定手続き。

岡本安晴



 岡本@日本女子大学心理学科です。

[fpr 2772]では、
>識別力が0.1程度食い違い、困難度はもっとと言う有様。

と推定値が異なるが、

[fpr 2776]では
>項目番号は異なりますが,「項目反応理論 入門編」(豊田,2002)P.52 表4.2
>と比べても違いはほとんど無く,最大でも0.0757となりました。

と一致する。この原因として被験者能力の分布の扱いの違いがあるのではないでしょうか?
Baker & Kim (2004, p.339)に、BILOGと異なる点として2点あげてあり、BILOGでは、
quadrature weightsを毎回recomputeしていると書いてあります。このことは、逆に
Bakerらのプログラムではweightの値はp.335のものに固定されているのではと思います。
推定された被験者能力の分布がこの固定されたものと大きく食い違っていると、他の
パラメタの推定値も当然異なってくると推測されます。

日本女子大学心理学科
岡本安晴

 




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