[fpr 2789] 「心理テスト」はウソでした。

岡本安晴


村上さん;(fprでは「さん」付けをすることになっていたと思いますので)

> そういえば、完全独立でもなかったですね。頭が痛いです。

 このような場合はシミュレーションが便利です。
 個人内での項目間は独立ではないとしても、その関連をモデル化する
ことができるのであれば、そのモデルに基づいてシミュレーションができます。
個人内での項目間の関連をモデル化するだけの情報がない場合は、
帰無仮説が「血液型間で差がない」ということであれば、個人を血液型間で
ランダムに入れ替えてシミュレーション(randomization test)を行うことが
できます。

>> = 300%以下の危険率になってしまう。これでは60項目のうち3項目ぐ
>> らい、有意になってもちっとも不思議ではない。

 上のシミュレーションにおいて、60項目のうち有意になるのが3項目以下という
比率はどれぐらいになるのでしょうね。


日本女子大学心理学科
岡本安晴





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