前便の追伸です。 <9503f335de17662386844a960400b392 (at) iwate-u.ac.jp> の、 "[fpr 2809] 臨床心理士のスクールカウンセラーとしての有効性について" において、 "我妻則明 <nazuma (at) iwate-u.ac.jp>"さんは書きました: > ...この財務省の調査は画期的なものではありま > すが,一方ではそれ故に学問的な疑問点が存在するように思われます。この調査が発表されてから,1年近くが経過していますが,臨床系の方たちからのコメ > ントを聞いたことがないので,fprの皆様からの,それぞれのご専門の立場からのご意見を伺えれば幸いです。 > 確かに財務省の調査には不十分な点が多々あるかと思います。 (詳細が分かりませんので、あるとも無いとも指摘できません)。 しかし、そもそも、この問題は ●スクールカウンセラーとして臨床心理士を優先的に採用することが妥当か ●臨床心理士と、そうで無い者とのあいだに時給の格差をつけることは妥当か という点が本質であるように思います。 もし妥当であると主張する方がおられるならば、まずその方の責任において 証拠を示すべきでしょう。 http://www.geocities.jp/hasep_diary/series/_10614/index.html#_10731 に取り上げたような自画自賛的な報告しか存在しないのなら、 ●現時点では、臨床心理士を優遇するべき積極的な証拠は見あたらない と判断し、資格の有無とは無関係に採用し、仕事の内容に応じて 別の形の賃金体系をつくるべきです。 臨床心理士の方々のご努力には敬意を表するものでありますが、 業務の独占や官業癒着であってはなりません。 特にスクールカウンセラーに関しては、現場のニーズに応じていろいろな経歴の方を 多様に採用していくことが望ましいと考えます。 _____________________________________________________________ Y.Hasegawa/長谷川芳典 岡山大学文学部心理学教室 公用サイト http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/h0u.html 予定表 http://calendar.yahoo.co.jp/hasep2004 私設Web日記 http://www.geocities.jp/hasep_diary/WELCOM.HTM
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