[fpr 2832] 好みの計量研究会「公開研究会（7/8）」のご案内

真柳麻誉美
女子栄養大学の芳賀です。
本日も研究会のご案内です。
ご興味のない方には、本メールを破棄いただければ幸いです。
また、複数到着した方には、お詫び申し上げます。


さて、好みの計量研究会では、下記の通り
公開研究会を開催することにいたしました。

今回は、独立行政法人　産業技術総合研究所　松尾豊さん
株式会社ホットリンク　代表取締役社長　内山幸樹さん
のお二人をお招きして、ご講演いただきます。

簡単にお二人をご紹介いたしますと、
松尾さんは、ネットワーク研究の最先端にいらっしゃる
新進気鋭の若手研究者です。
近く、海外に行かれるとのことで、早くご講演をお願いしなければ、と
あせり、やっとそれが実現いたしました。
内山さんは、先日開かれました勉強会でご講演いただいた、
東工大の奥村研究室のblogWatcherの事業化に取り組んでいらっしゃる
方です。研究者かつビジネス人としてのセンスは卓越したものがある、
というご紹介を受けて、ご講演をお願いいたしました。
お二人は、HottoLaboという情報系の産学連携組織を作られ運営されて
いらっしゃいますので、今後の産学官の連携、研究とビジネスの関係など
について、広くお話が伺えるのではないかと、期待しています。

会員外の皆様にもご参加いただけるように
公開といたしました。ご興味のある皆さんには、
ぜひご出席くださいますよう、お願い申し上げます。
なお、資料等の準備の都合上、事前登録制といたしますので、
参加をご希望される方は、芳賀宛に申込書をご送付下さい。

以下、転送可です。よろしくお願い申し上げます。
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＜平成17年度：第4回好みの計量研究会（公開研究会）＞
日時：7月8日（金）18：00会場　18：30～21：00
場所：東京大学　駒場12号館１階1213教室
参加費：1000円　学生500円
（会員外の参加者には、人数制限があります。）
主催：好みの計量研究会
http://www.mayomi.org/research01/konomi/konomi.html

内容：
1.松尾豊さん（産業技術総合研究所）18：30-19：50（御発表・質疑含む）
演題「Webからの高次情報のマイニング」
要旨：
近年、Web上では、BlogやSNSをはじめとして、
ますます多くの人々の個々の活動の情報が得られるようになっている。
我々はWeb上の膨大な情報から、検索エンジンやテキスト処理を使って
情報を集約し、高次の情報を抽出する研究を行っている。
本発表では、人や組織のネットワークやキーワードを抽出する研究、
特に、Web上の情報から研究者ネットワークを得る手法について紹介する。

2.内山幸樹さん（株式会社ホットリンク）20：00-21：00（御発表・質疑含む）
演題「blog マイニングサービスの事業化」
要旨：
ホットリンクは、東京工業大学の奥村先生の研究成果であるblogWatcher
の事業化活動を行っている。
現在、ソフトバンクBB 社をファーストユーザとして、その事業化への活動を進
めているが、その過程を紹介しながら、「blogWatcher の実際のビジネス適用へ
の一次結果」・「Webからの高次情報のマイニングに対する市場のニーズ・可能
性・課題」・「研究成果から製品までの壁」・「産学連携のあり方」に関して発
表する。
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問い合わせ連絡先：女子栄養大学　芳賀麻誉美
haga (at) eiyo.ac.jp

申込み方法：下記の参加申込書を芳賀宛（haga (at) eiyo.ac.jp)に御送付下さい。
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＜参加申込書＞
氏名：
所属：
連絡先メールアドレス：
勉強会に（出席します・欠席します）
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*参加について変更が生じた場合（参加者変更，遅刻・早退，欠席）には
速やかに芳賀宛に御連絡下さい。連絡のない場合には，次回から参加を
お断りさせていただきます．お手数ですがご連絡お願い申し上げます。

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芳賀麻誉美
女子栄養大学　食情報科学研究室
〒350-0214
埼玉県坂戸市千代田3-9-21
049-282-7332
http://www.mayomi.org/
haga (at) eiyo.ac.jp


追伸：

日本行動計量学会大会の特別セッション（8/27予定）を企画中です。
詳細につきましては、また、別途ご連絡いたしますが、
ご予定おきいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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日本行動計量学会第33回大会
http://oberon.nagaokaut.ac.jp/bsj/index.htm
日時：2005年8月26日(金)～29日(月)
場所：長岡技術科学大学
（以下のセッション内容は、一部、変更の可能性があります。）
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大会企画特別セッション「評価グリッド法（仮題）」
オーガナイザー：　芳賀麻誉美
コメンテーター：讃井純一郎
（27日10：00-12：00　第二会場予定）
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1.
演題名：評価グリッド法による市販洗口剤の評価構造の探索と特徴把握
発表者名：芳賀麻誉美（会員）
発表者所属：女子栄養大学　食情報科学研究室
要旨：
市販洗口剤（マウスウォッシュ）8品を対象に、首都圏在住の25歳から35歳の既婚女性20名を対象に、事前HUTを含んだ評価グリッド法を実施し、個人の評価構造差について質的に詳細に把握した上で、従来はほとんど行われてこなかった評価グリッド法のデータそのものの定量化を通して各製品の差異を明確にし、さらに定量調査の仮説モデル構築を行ったので、これを報告する。
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2.
演題名：ニーズ把握のための２つのラダーリング
発表者名：丸山　玄（非会員）
発表者所属：大成建設株式会社　ＦＭ推進部
要旨：ニーズを把握するための手法として評価グリッド法を利用する上で、ラダーリングの抽出と分析がポイントになる。
本報では、ラダーリング時の回答内容別に2種類に区別することで、ニーズ把握が明確に分析できる方法を紹介する。
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3.
演題名：緑茶飲料のパーソナルメリット分析（PMA)
発表者名：山川義介（会員）　○佐藤俊雄（非会員）
発表者所属：株式会社インタースコープ
要旨
活況を呈する緑茶市場（RTD)において、購入飲用者のブランド選択の理由を明らかにするべく、以下の方法でインターネットWeb調査を行った結果を発表する。
①評価グリッド法の考え方に基づき、「選好の差が生じる理由」という価値付けがされた自由回答を得る。
②Web調査の特質を生かして、回答された内容を本人に呈示し、重要度、ブランド評価を得る。（Personal Questionnaire )
③分析にあたっては、各対象者から得られたブランド選好の理由を、「パーソナル・メリット（PM）」と考え、各ブランドのベネフィットを、PMの集合体（束）と考えて分析した。具体的には、以下の指標を算出した。
１）各ブランドのベネフィットの大きさ（商品パワー）
２）対象者属性による、PMの大きさ（メリットパワー）
３）各ブランドにおけるPMの分布（メリットスペクトル）
４）あるPMにおける各ブランドの達成比率（メリット内シェア）
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4.
演題名：グルーピング評価グリッド法の開発と応用可能性の検討
　　　―映画コンテンツの評価構造の探索のために－
発表者名：芳賀麻誉美（会員）小野智弘（非会員）　本村陽一（会員）
発表者所属：女子栄養大学　KDDI研究所　産総研
要旨：
ユーザの映画コンテンツ嗜好に関わるデータを用いて映画推薦を行うモデルを構築する場合、どういった調査データを採取するのかといった問題は、分析をどの手法により行うかという以前の重要な問題である。また、データ分析・モデル構築の段階においても、人の嗜好に対する評価構造に対しての事前知識があれば、よりスムーズな分析が行える。これらの2つの要望により、本研究では芳賀が開発した「グルーピング評価グリッド法」を適用して、映画コンテンツの評価構造の探索を行いつつ、手法の応用可能性を明らかにしたので、これを報告する。
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5.
演題名：Revisiting Personaly construct theory and Means-end chain model
氏名：松田紀之（会員）
所属：筑波大学大学院システム情報工学研究科社会システム・マネジメント専攻
内容：KellyのPersonal construct theory, Hinkle及び他のladdering法，
　　　　Gutman & ReynoldsのMeans-end chainについて，改めて鳥瞰する．
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6.コメンテーターとの討論および質疑応答
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会員企画特別セッション「好みの計量」
オーガナイザー（兼座長）：女子栄養大学芳賀麻誉美　　
コメンテーター：独立行政法人建築研究所　小島隆矢　
（27日　14：30-16：30　第二会場予定）
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 1.
演題名　営業日報のテキストマイニング-お客様視点での新たなビジネステーマ探索の試み
発表者名：石原聖子（会員）
発表者所属：富士ゼロックス　総合企画部マーケティングリサーチグループ
要旨
営業員がお客様企業を訪問し収集してきた要望や苦情に迅速かつ適切に対処できるよう、富士ゼロックスでは「Ｖoice　of Customer」データベースを構築している。このデータベースには年
間18万件以上のテキスト情報が蓄積される。
これらのテキスト情報は、個々のお客様の要望に対する迅速な対応や、商品開発部門への開発要望などに活用している。しかしながら、この18万件のテキスト情報の内容は多岐に渡り、特に新たなビジネステーマの探索など、少数意見ではあるが、「今後の予兆」を感じさせる情報をいかに抽出するかが課題となっている。
本報告ではこうした新たなビジネステーマに関わる話題を、効率的に抽出するための試みを事例として報告する。
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2.
演題名「インターネットリサーチの質問方法の違いが結果に与える影響に関する考察」 

発表者名　山川義介　（会員）
発表者所属　株式会社インタースコープ
要旨
インターネットリサーチにおいては、質問のランダマイズによって順序バイアスを排除する等の精度向上施策が容易にできる。しかしランダマイズの効果がどの程度のものかを検証した事例はあまりない。また、スライダーという質問方法があるが、評定尺度法との違いは検証されたことはなく、その他マルチアンサーのチェック数制限有無、マルチアンサーの時の選択肢の配置等に関しても充分な検証がされている訳ではない。今回はこの様な質問方法の違いが結果にどのような影響を与えるのかを検証する。
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3.
演題名　構造方程式モデリングによる市販洗口剤の評価構造分析
発表者名　芳賀麻誉美
発表者所属　女子栄養大学（会員）
要旨
市販洗口剤（マウスウォッシュ）8品を対象に、約5週間に及ぶHUTを実施した。本研究では、商品戦略を立案のために、構造方程式モデリングを使用し、市販洗口剤の評価構造を把握し、さらに市販品の相対的な位置づけを明確化したので、これを報告する。
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4.
演題名　　TV広告の購買に対する短期効果の検証：傾向スコアの適用
発表者名　水野誠*（会員），竹村滋芳*（非会員），星野崇宏**（会員）
発表者所属　*筑波大学 システム情報工学研究科　**東京大学 教養学部
要旨
TV広告が消費者の購買に影響を与えるかどうかについては，シングルソースデータを用いた様々な分析がある。本研究は，現実的な状況で無作為割付実験に近い検証を行なう手法として傾向スコアを用いてこの問題にアプローチする。
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5.
演題名「ベイジアンネットによる映画コンテンツ推薦方式の検討」
発表者名　　小野智弘（非会員）　本村陽一（会員）　麻生英樹（？）芳賀麻誉美（会員）
発表者所属　KDDI研究所　産総研　産総研　女子栄養大学
要旨
ユーザの映画コンテンツ嗜好に関わるデータとして、映画視聴に関するアンケート、映画コンテンツの評価履歴、コンテンツ属性等が利用可能である。筆者らはこれらのデータを用いてベイジアンネットによりユーザの映画コンテンツ嗜好をモデル化し、映画推薦を行う方式の研究を行っており、本発表ではこの検討経過を報告する。
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6.コメンテーターとの討論および質疑応答
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そのほか、今年度の日本行動計量学会大会では、
好み研メンバーの大澤先生＆松村先生のEnlightening（発表7件）
朝野先生のマーケティングセッション（発表9件＋一般6件）
本村先生のWebマイニング（発表3件＋パネル討論）
や「因果は証明できるのか？」という因果分析についてのシンポジウム、
石黒先生の基調講演などもあります。
ベイジアン・ネットのセミナーとも併行開催されますし、
今年の大会は、盛りだくさんの催しになりそうです。

順次、内容が決定次第、ご連絡していきますので
どうか、よろしくお願い申し上げます。

芳賀麻誉美
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