[fpr 2835] 研究倫理モデル

岡田努

岡田@金沢大学です。
心理統計とは直接関係のない話題ですが,ふと思ったことです。

最近では,研究倫理について,厳密な対応が求められるようになってきました。
日本心理学会でもこれにあわせて,投稿規定が改定されたようです。
そろそろ 協力の自由や,情報保護について,協力者に提示する
文言のひな形のようなものを,学会などでつくってもよいように思います。

これまでも例えば質問紙調査などで「データはコンピュータ処理され,個人が分かる形では発表しません」等
個々の研究者が考えた文言は使われてきましたが,
あるていど必要不可欠な項目を網羅し,法的にも問題ない文言のモデルを
学会などで提案する必要があるかと思います。
(実験研究でも,実験参加を募る場合の説明了解などで同様のことがあるでしょう)
 今後,各大学でも倫理委員会やそれに類する審査を経ることが出てくると思います。
そうした審査にかかる場合でも,学会が策定したひな形に基づいた倫理的配慮がなされている
という方が,説得力があります。

そういった動きが,日本心理学会などが中心になって進むと有り難いのですが,,,。



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