[fpr 2846] Amosのエラー:ULS 推定によるネストモデル比較でのp

MAEDA Yutaka

前田 穰(無所属)です。

いつも勉強させてもらっているだけなので、お返しの情報提供と思い投稿します。

Amos 4は、推定にML, GLS 、ADF (WLS)が用いられた場合には、
カイ2乗に基づくモデル適合度指標のpを、個々のモデルに関しても、
ネスト関係の(入れ子構造の)モデル比較でも算出するわけですが、
ULSやSLS(scale free least square)の場合には、
個々のモデルにはp値を出さないのに、入れ子構造のモデル比較では、p値を出しま
す。

なぜ、nested model comparison ではp値を出せるのかが疑問で、
何度かSPSSに問い合わせました。SPSSジャパンの担当の方は誠実に対応してくれまし
たが、
肝心のSPSS本社の回答は次々に根拠をあげてAmosの無矛盾化を図るという感じのもの
で
感心できるものではありませんでした。
Semnetに投稿したところ、Amosの筆頭著者 Arbuckle の回答がありました。
ULS、SLSの場合、Amos4だけでなくAmos 5でも、
nested model comparisons で有意性検定(p値)を表示しているが、
それは出すべきものでなく、エラーであるという趣旨です。より詳しくは、以下を参
照して下さい。

http://bama.ua.edu/cgi-bin/wa?A1=ind0507&L=semnet
の 13. Amos and nested model comparison
   156.  SEMNET Digest - 24 Jul 2005 to 25 Jul 2005 (#2005-203)
         Re: SEMNET Digest - 24 Jul 2005 to 25 Jul 2005 (#2005-203) (51
lines)

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前田 穰
〒630-8424 奈良市古市町1804-3
Email: maeda_y2002 (at) ybb.ne.jp

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