[fpr 2852] Amos5テキスト出力の問題

岡田努

心理学の基礎・心理統計ではなく,アプリケーションそのものの問題で申し訳ありません。
前に少し書いたことがありますがAMOS5では,多母集団同時分析などを ちょっと多めの変数やモデルで分析すると
(nの大小にかかわらず),処理が非常に重くなることがあります。
 ..「ちょっと多めの」などと曖昧な書き方で申し訳ありません。下のような理由で,どの程度の量かを確認するために
ファイルを開くだけで一苦労なので。

これは解析の計算そのものというよりも,出力ファイル(AmosOutputファイル)に
問題があるようです。このファイルは中身を見ればおわかりのように,
html形式のファイルです(そのままブラウザにドラッグしても読むことができます)。
しかし,Amosはなぜかきわめて冗長なhtmlコードを吐き出し,巨大なファイルを作成
してしまいます。(分量の比較は一概には言えませんが 3500行程度の出力で13M超のファイルにりました)。
そのため計算が終了しても「テキスト出力」を開くのにリソースを使い切ってフリーズしてしまったり
開くのに非常に時間がかかるようになってしまいます。
(上記のファイルだと私のところでWindows2000,メモリ1Gの環境で常駐ソフトを全部止めた状態でも,
 ファイルを開くだけのために10分くらいかかりました)
SPSS社でもこのことは認識しているそうですが,次期バージョンでの改善課題とのことで
今のところ解決策はないそうです。
(計算終了後のモデルについてはAmosOutoputファイルのみ
別名にすることで,パス図などAmosGraphicsそのものはスムーズに開くようになるそうです。
またAmosOutputファイルは別個にテキスト画面のみ開くことで,少しはリソース節約になります)
ブラウザの冗長コードを自動カットしてくれるソフトもいくつか試してみましたが,
当該のファイルを読み込ませると,そのソフト自身がリソース不足で動かなくなってしまい,
挫折しました。
次期バージョンに期待するしかないようです。
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岡田 努
金沢大学文学部人間学科 心理学講座


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