心理学の基礎・心理統計ではなく,アプリケーションそのものの問題で申し訳ありません。 前に少し書いたことがありますがAMOS5では,多母集団同時分析などを ちょっと多めの変数やモデルで分析すると (nの大小にかかわらず),処理が非常に重くなることがあります。 ..「ちょっと多めの」などと曖昧な書き方で申し訳ありません。下のような理由で,どの程度の量かを確認するために ファイルを開くだけで一苦労なので。 これは解析の計算そのものというよりも,出力ファイル(AmosOutputファイル)に 問題があるようです。このファイルは中身を見ればおわかりのように, html形式のファイルです(そのままブラウザにドラッグしても読むことができます)。 しかし,Amosはなぜかきわめて冗長なhtmlコードを吐き出し,巨大なファイルを作成 してしまいます。(分量の比較は一概には言えませんが 3500行程度の出力で13M超のファイルにりました)。 そのため計算が終了しても「テキスト出力」を開くのにリソースを使い切ってフリーズしてしまったり 開くのに非常に時間がかかるようになってしまいます。 (上記のファイルだと私のところでWindows2000,メモリ1Gの環境で常駐ソフトを全部止めた状態でも, ファイルを開くだけのために10分くらいかかりました) SPSS社でもこのことは認識しているそうですが,次期バージョンでの改善課題とのことで 今のところ解決策はないそうです。 (計算終了後のモデルについてはAmosOutoputファイルのみ 別名にすることで,パス図などAmosGraphicsそのものはスムーズに開くようになるそうです。 またAmosOutputファイルは別個にテキスト画面のみ開くことで,少しはリソース節約になります) ブラウザの冗長コードを自動カットしてくれるソフトもいくつか試してみましたが, 当該のファイルを読み込ませると,そのソフト自身がリソース不足で動かなくなってしまい, 挫折しました。 次期バージョンに期待するしかないようです。 --------------------------------------------------- 岡田 努 金沢大学文学部人間学科 心理学講座
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