[fpr 2882] 分散分析の交互作用

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。

今年は小塩さんのテキストを使って統計学を教えている。
出張のときがあったので、向後さんのe-learning を自習課題としてやらせた。
(ハンバーガーショップで学ぶ楽しい統計学──平均から分散分析まで── 
http://kogolab.jp/elearn/hamburger/index.html)
すると他のところはだいたいできるのだが、2要因分散分析は難しいようだ。いろいろな難しさがあ
るのだが、交互作用の理解が特にできないように見えた。

そこで交互作用の図をたくさん書いてみたところ交互作用が平行でないときというのはわかった人も
いた。
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/chosa05/chosa05index.html#interaction

交互作用をめぐる問題は、以外と理解しにくそうなので丁寧に教える必要がありそう。学術論文でも
間違っているのがあるもんね。

oneway ではなくanovaは困難があるようだ。

ついでに任意の相関のプロットもちょっときれいに書いた。
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/chosa05/chosa05index.html#corr
SPSSでは集中楕円を書けないのが残念である。相関のイメージは集中楕円が一番いいと思っているの
だが。(もっともz得点に直したデータですけど)

それから、小塩さんの本では平均値を書くという習慣をつける工夫がないのが残念である。経済学部
の学生は授業で平均値を強調しても卒論では書かないというすごいことが去年起こってしまった。全
員に書き直させた。書き直し期間があってよかった。

雑談でした。

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堀 啓造(香川大学経済学部)
home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/



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