[fpr 2911] 『心をなづけること 上・下』

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。

カート・ダンジガー(2005). 心を名づけること─心理学の社会的構成─ 上・下 勁草書房
http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABA71288525
に次のように目次がある。
[上]
第1章 心を名づけること
第2章 古代の哲学者たち
第3章 大転換
第4章 生理学的背景
第5章 知能を地図に載せる
第6章 行動と学習
[下]
第7章 動機づけとパーソナリティ(動機づけへの関心;動因という概念の登場 ほか)
第8章 態度(幸先のよくない始まり;態度はいかにして「社会的」になったか ほか)
第9章 メタ言語―技術的枠組み(刺激‐反応心理学の重要性;心理学者と「変数」との出会い ほか)
第10章 "心理学的種"の本質(心理学的カテゴリーの歴史的起源;心理学的言語の政治学 ほか)

(下)が実験計画や尺度などと関係する。特に一貫性との関係で態度が書いてある。これを種にして
「生活意識調査の意義について」を書いた。態度という概念が欧米的なものとは思ってなかったが、
文化心理学でいっていることをみるとそういう点が見えてくる。

そういう意味では測定の概念、尺度の概念を根本的に考えてみる視点として面白いのではないか。
あ、(上)の知能の話も当然測定と関係する。

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堀 啓造(香川大学経済学部)
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