堀@香川大学経済学部です。 カート・ダンジガー(2005). 心を名づけること─心理学の社会的構成─ 上・下 勁草書房 http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABA71288525 に次のように目次がある。 [上] 第1章 心を名づけること 第2章 古代の哲学者たち 第3章 大転換 第4章 生理学的背景 第5章 知能を地図に載せる 第6章 行動と学習 [下] 第7章 動機づけとパーソナリティ(動機づけへの関心;動因という概念の登場 ほか) 第8章 態度(幸先のよくない始まり;態度はいかにして「社会的」になったか ほか) 第9章 メタ言語―技術的枠組み(刺激‐反応心理学の重要性;心理学者と「変数」との出会い ほか) 第10章 "心理学的種"の本質(心理学的カテゴリーの歴史的起源;心理学的言語の政治学 ほか) (下)が実験計画や尺度などと関係する。特に一貫性との関係で態度が書いてある。これを種にして 「生活意識調査の意義について」を書いた。態度という概念が欧米的なものとは思ってなかったが、 文化心理学でいっていることをみるとそういう点が見えてくる。 そういう意味では測定の概念、尺度の概念を根本的に考えてみる視点として面白いのではないか。 あ、(上)の知能の話も当然測定と関係する。 ---- 堀 啓造(香川大学経済学部) home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/
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